【2024年版】登山用バーナーおすすめ16選!初心者向け選び方ガイド

「山で温かいラーメンが食べたい…」
「コーヒーを入れて、ご来光を楽しみたい…」

けれど、登山用バーナーの選び方がわからない。

そんな悩みを抱えていませんか?

実は、登山用バーナー選びで失敗してしまうと:
・重すぎて持ち運びが大変
・風に弱くて火が付かない
・火力が弱くてお湯が沸かない
・燃料の入手が困難

といった問題が起こりかねません。

私も登山を始めた当初、バーナー選びで失敗し、山頂での温かい食事を諦めた経験があります。

この記事では、失敗しない登山用バーナーの選び方と2024年最新おすすめモデルを徹底解説します。

この記事を読めば:
✅ 自分に最適なバーナーがわかる
✅ 予算内で最高のコスパモデルが見つかる
✅ 安全な使い方が理解できる
✅ 快適な山ごはんが実現できる

初心者の方でも理解しやすいよう、基礎知識から実践的な使い方まで、写真や図を交えて丁寧に説明していきます。

記事の後半では、予算別・目的別のおすすめモデルも紹介しているので、「とにかく何を買えばいいか知りたい!」という方は、そちらから読んでいただいても構いません。

それでは、快適な山ごはんのための第一歩、登山用バーナー選びについて見ていきましょう。

目次

登山用バーナーの基礎知識

山での調理には、なぜバーナーが必要なのでしょうか?また、どのタイプを選べばよいのでしょうか?

ここでは、登山用バーナーの基本的な知識と、初心者の方が知っておくべきポイントを解説します。

バーナーが必要な理由

登山では安全性と体力維持の観点から、温かい食事を取ることが重要です。

特に長時間の登山や複数日の縦走では、カロリー補給だけでなく、温かい食事による体温維持と精神的なサポートも必要になります。また、万が一の遭難時には、救助を待つ間の暖かい飲み物の確保にもバーナーは重要な役割を果たします。そのため、バーナーは単なる調理器具ではなく、安全装備の一つとして考える必要があります。

3つの主要タイプ(ガス・アルコール・固形燃料)

登山用バーナーは大きく3つのタイプに分類されます。

ガスバーナーは、カートリッジ式の燃料を使用し、火力調整が容易で使いやすいのが特徴です。アルコールバーナーは、燃料が入手しやすく環境にやさしいものの、風に弱い傾向があります。固形燃料バーナーは、軽量でシンプルですが、火力調整ができず、調理に時間がかかります。それぞれに一長一短があり、用途や好みに応じて選択する必要があります。

OD缶とCB缶の違い

ガスバーナーで使用される燃料缶には、OD缶とCB缶の2種類があります。

OD缶(アウトドア缶) は、登山用品店で販売される専用の燃料缶で、軽量かつコンパクトなのが特徴です。一方、CB缶(カセットボンベ) は、ホームセンターなどでも入手可能な汎用タイプで、価格が安く入手が容易です。ただし、高地や低温での性能に違いがあるため、使用環境に応じた選択が必要です。

初心者はガスバーナーがおすすめな理由

初心者の方には、安全性と使いやすさの観点から、ガスバーナーをおすすめします。

ガスバーナーは点火が簡単で、火力調整も容易なため、初心者でも安全に使用できます。また、燃焼効率が高く、少ない燃料で効率的な調理が可能です。さらに、消火も確実にでき、万が一の場合でも安全性が高いという特徴があります。これらの理由から、初めてバーナーを購入する方には、まずガスバーナーからスタートすることをおすすめします。

登山用バーナーの選び方【5つのポイント】

バーナー選びで失敗しないために、重要な5つのポイントを詳しく解説します。これらの要素をチェックすることで、自分に最適なバーナーを見つけることができます。

重量と携帯性

登山用バーナーの選び方で、最も重要な要素の一つが重量と携帯性です。

バーナー本体の重量は50g~300g程度が一般的で、軽量なものほど持ち運びの負担が少なくなります。しかし、軽量化と安定性はトレードオフの関係にあるため、自分の使用目的に応じて選ぶ必要があります。単独行や縦走登山では超軽量モデル(50g~100g)がおすすめですが、グループでの使用や安定性を重視する場合は、多少重くても安定感のあるモデル(150g~300g)を選びましょう。

火力と燃費

バーナーの性能を左右する火力と燃費は、調理時間と燃料の消費量に直結します。

一般的なガスバーナーの出力は2,000W~3,500W程度です。高出力モデルは湯沸かし時間が短く効率的ですが、その分燃料の消費も早くなります。逆に低出力モデルは燃料効率が良好ですが、調理に時間がかかります。また、火力調整の幅が広いモデルを選ぶと、繊細な調理から高温調理まで対応できて便利です。

安定性と風への強さ

安全な調理のために、安定性と耐風性は重要な選択ポイントです。

バーナーの安定性はゴトク(鍋を載せる部分)の設計で大きく変わります。通常、3本または4本の支柱があり、4本の方が安定性は高くなります。また、風防機能の有無も重要で、風の強い場所での使用が多い場合は、専用の風防が付属しているモデルか、耐風性の高い設計のものを選びましょう。

メンテナンス性

長く使い続けるために、メンテナンス性も考慮に入れましょう。

バーナーは使用していると噴射口の目詰まり部品の劣化が起こることがあります。分解清掃が可能なモデルや、交換部品が入手しやすいメーカーのものを選ぶと、長期間使用できます。また、修理サービスが充実しているメーカーのモデルなら、故障時も安心です。

価格と燃料の入手しやすさ

最後に、予算と燃料の入手性を検討しましょう。

バーナー本体の価格は3,000円~20,000円程度と幅広く、高価格帯のものほど高性能で耐久性に優れています。しかし、ランニングコストとして燃料代も考慮が必要です。特に燃料の入手のしやすさは重要で、地方での補充を考えると、CB缶対応のモデルも選択肢に入れると良いでしょう。

以上の5つのポイントを踏まえて、自分の登山スタイルや予算に合わせて最適なバーナーを選びましょう。特に初心者の方は、まずは使いやすさと安全性を重視したモデルから始めることをおすすめします。

安定性重視モデル【5選】

SOTO レギュレーターストーブST-310

重量:330g / 最大出力:2,500kcal/h

SOTOの定番モデルであるST-310は、マイクロレギュレーターを搭載し、低温環境下でも安定した火力を発揮します。コンパクトながら大きなゴトクを装備し、数人分の調理にも対応可能です。折りたたみ式の4本脚で安定性が高く、圧電点火方式を採用しているため、簡単に点火できます。CB缶を燃料として使用し、約1.5時間の連続使用が可能です。

  • マイクロレギュレーター搭載で安定した火力
  • 大きなゴトクで安定した調理が可能
  • コンパクトで持ち運びやすい設計

SOTO レギュレーターストーブ TriTrail ST-350

重量:135g / 最大出力:2,200kcal/h

TriTrail ST-350は、SOTOの最新モデルで、軽量化と小型化を実現した登山用シングルストーブです。レギュレーターストーブST-310の「使いやすさ」を引き継ぎながら、ウインドマスターの耐風性の高い火口を採用しています。新開発のCB TOUGHボンベと組み合わせることで、高地や低温下でも安定した火力を維持できます。チタン製のゴトクを採用し、極限まで軽量化を追求しています。

  • 超軽量・コンパクト設計
  • 耐風性の高い火口
  • CB TOUGHボンベ対応で幅広い環境で使用可能

SOTO レギュレーターストーブ FUSION ST-330

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重量:250g / 最大出力:2,200kcal/h

FUSION ST-330は、マイクロレギュレーターを搭載した分離型ストーブです。連続使用時や低温時のボンベ内の圧力低下に影響されにくく、安定した火力を発揮します。全炎口型の火口とすり鉢状のバーナーヘッドにより、優れた耐風性能を実現しています。コンパクトに収納可能で、燃料には経済的なカセットガスを使用します。4本のゴトクを採用し、安定性に優れています。

  • 分離型で使いやすい設計
  • 優れた耐風性能
  • コンパクトに収納可能

SOTO ストームブレイカー SOD-372

重量:448g / 最大出力:3,000kcal/h

ストームブレイカーSOD-372は、ガスとガソリンの両方を燃料として使用できるマルチフューエルタイプのストーブです。耐風性能に優れ、強風下でも安定した火力を維持できます。約300個の炎孔を持つバーナーヘッドと、すり鉢状の設計により、風の影響を最小限に抑えています。ガスとガソリンの切り替えもノズル交換不要で簡単に行えます。

  • ガス・ガソリン両対応のマルチフューエル
  • 優れた耐風性能
  • 高出力で安定した火力

PRIMUS プリムス ウルトラ・スパイダーストーブIII

重量:192g / 最大出力:3,000kcal/h

ウルトラ・スパイダーストーブIIIは、超軽量を実現した分離型ストーブです。4本のブレードタイプのゴトクには延長ゴトクが装備され、風防を兼ねるようにX字状に設置されています。プレヒートパイプを装備しており、燃焼熱でガスの気化を促進させることで安定した燃焼を実現します。脚部と一体型にすることで調理時の安定性も向上しています。

  • 超軽量・コンパクト設計
  • X字型の風防機能付きゴトク
  • 安定した燃焼を実現するプレヒートパイプ搭載

3. オールラウンドモデル【7選】

SOTO アミカス SOD-320

重量:81g / 最大出力:2,600kcal/h

SOTOのアミカスは、コンパクトながら高い性能を持つシングルバーナーです。すり鉢状のバーナーヘッド構造により、優れた耐風性能を実現しています。4本脚のゴトクは安定性が高く、様々なサイズの鍋やクッカーに対応できます。収納時はわずか40×43×75mmと非常にコンパクトで、重量もわずか81gと軽量です。圧電点火装置を搭載しており、簡単に点火できます。トータルバランスに優れた製品で、初心者からベテランまで幅広いユーザーに支持されています。

  • 優れた耐風性能
  • 軽量コンパクトで携帯性抜群
  • 安定性の高い4本脚ゴトク

SOTO マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310

重量:67g / 最大出力:2,800kcal/h

ウインドマスターは、SOTOの最上位モデルとして知られるシングルバーナーです。マイクロレギュレーター機構を搭載し、外気温に左右されにくい安定した火力を発揮します。独自のバーナーヘッド構造により、風に強い燃焼性能を実現しています。ゴトクは着脱式で、標準の3本ゴトクと別売の4本ゴトクを状況に応じて使い分けられます。収納時のサイズは47×51×88mmとコンパクトで、重量も67gと軽量です。寒冷地や風の強い環境でも安定した性能を発揮するため、幅広いアウトドアシーンで活躍します。

  • マイクロレギュレーター搭載で安定した火力
  • 優れた耐風性能
  • 着脱式ゴトクで用途に応じた使い分けが可能

MSR ポケットロケット2

重量:73g / 最大出力:2143kcal/h

MSR ポケットロケット2は、軽量かつコンパクトながら驚くほど強力なバーナーです。重量わずか73gで手のひらに収まるデザインのため、バックパッキングやキャンプに非常に便利です。独自の折り畳み式五徳(ゴトク)を採用し、強度と耐久性に優れています。Y字型のバーナーヘッドは風に強く、3分割されたデザインにより万が一のトラブルにも柔軟に対応できます。専用ガスカートリッジISOPROに特化して設計されています。

  • 折り畳み式五徳で安定性が高い
  • 超軽量・コンパクト設計
  • 風に強いY字型バーナーヘッド

Snow Peak ヤエンストーブ レギ

重量:220g / 最大出力:2900kcal/h

Snow Peakのヤエンストーブ レギは、安定性とコンパクト性を両立したシングルバーナーです。大きな五徳と低い重心により、抜群の安定感を実現しています。バーナーユニットと器具栓ユニットが分離式になっているため、収納時はさらにコンパクトになります。使用時のサイズは70×126×59mmと小型ながら、2.9kWの高出力を発揮します。点火はイグナイター式で簡単に着火できます。安定性が高いため、大きな鍋や鉄板なども問題なく使用できます。

  • 抜群の安定性
  • コンパクトな収納サイズ
  • 高出力で様々な調理に対応

PRIMUS P-153ウルトラバーナー

重量:116g / 最大出力:3,600kcal/h

PRIMUSのP-153ウルトラバーナーは、軽量コンパクトながら圧倒的な火力を誇るシングルバーナーです。最大出力4.2kWという高火力により、素早くお湯を沸かすことができます。4本のゴトクを採用しており、安定性も確保されています。収納時のサイズは7.5×8.8×3.0cmとコンパクトで、重量もわずか116gと軽量です。登山やソロキャンプなど、軽量化が求められるシーンで重宝します。ただし、重心が高いため安定性には若干の注意が必要です。

  • 圧倒的な高火力
  • 軽量コンパクト
  • 4本ゴトクで安定性確保

イワタニ ジュニアコンパクトバーナー

重量:274g / 最大出力:2,300kcal/h

イワタニのジュニアコンパクトバーナーは、コンパクトながら十分な火力を持つシングルバーナーです。最大出力2.7kWで、水を沸かしたり調理したりするのに適しています。CB缶を燃料として使用するため、燃料の入手が容易です。収納時のサイズは155×127mmとコンパクトで、重量は274gです。3本脚とカセットボンベが支えとなり、安定性も確保されています。電子点火式で簡単に着火でき、ガス調整つまみで火力調整も容易です。

  • コンパクトで携帯性が高い
  • CB缶使用で燃料入手が容易
  • 簡単な操作性

キャプテンスタッグ オーリック小型ガスバーナーコンロ

重量:300g / 最大出力:2,700kcal/h

キャプテンスタッグのオーリック小型ガスバーナーコンロは、日本製の信頼性の高いシングルバーナーです。開閉式の4本ゴトクを採用しており、シェラカップから大型のクッカーまで安定して使用できます。最大出力2.7kWで、十分な火力を発揮します。収納時のサイズは117×105×65mmで、専用ケースが付属しています。圧電点火方式を採用しており、簡単に点火できます。ガス開閉ツマミで火力調整も容易で、初心者でも扱いやすい設計になっています。

  • 使いやすさを重視した設計
  • 開閉式4本ゴトクで安定性が高い
  • 日本製で信頼性が高い

専門特化モデル【4選】

Jetboil FLASH

重量:371g / 最大出力:2269kcal/h

Jetboil FLASHは、キャンプや登山に最適な高効率クッキングシステムです。500mlの水をわずか100秒で沸騰させる能力を持ち、瞬時に温かい飲み物や食事を用意できます。バーナーと料理用容器が一体化しているため、収納と持ち運びが簡単です。強風下でも使用可能で、高いエネルギー効率を誇ります。内部のフラックスリングにより熱効率が高められ、燃料を節約しながら調理できます。付属のスタビライザーとポットスタンドが安定性を向上させ、快適な使用体験を提供します。

  • 高速沸騰能力
  • コンパクトで一体型のデザイン
  • 強風下でも安定した性能

MSR ウィンドバーナーパーソナルストーブシステム

重量:465g / 最大出力:1765kcal/h

MSRのウィンドバーナーパーソナルストーブシステムは、悪天候時に特に適したストーブです。独自のバーナーヘッドデザインとマイクロレギュレーター機能により、強風下でも安定した火力を維持します。クッカーとバーナーが一体化しているため、持ち運びが簡単でコンパクトに収納できます。専用ポット付属で湯沸かし時間が2分を切ることもあり、非常に効率的です。ガスを安定供給するレギュレーターや高温時に自動停止するサーマルトリップ機能など、安全性も考慮されています。

  • 優れた耐風性能
  • 高効率な加熱システム
  • 安全機能搭載

Snow Peak ヤエンストーブ ナギ

重量:392g / 最大出力:2800kcal/h

スノーピーク ヤエンストーブ ナギは、軽量コンパクトながら高火力で風防付きのバーナーです。2~3人前の鍋料理や炊飯に最適で、風の影響を受けにくいため安定した調理が可能です。ファミリーキャンプや少人数でのアウトドア料理に重宝され、収納サイズもコンパクトで持ち運びに便利です。気軽に食材を調理でき、家族や友人と快適にキャンプを楽しめる点が高く評価されています。

  • 高火力と風防機能
  • コンパクトな収納サイズ
  • 2~3人用の調理に最適

SOTO G-ストーブST-320

重量:380g / 最大出力:1800kcal/h(ST-760 使用時)

SOTO G-ストーブST-320は、革新的な構造とデザインにより高機能でありながらコンパクトなボディを実現したシングルバーナーです。収納時の厚さはわずか25mmで、持ち運びに非常に便利です。バーナー部は2枚のガードで保護されており、耐久性に優れパッキングがしやすくなっています。燃焼効率が高く、経済的なカセットボンベ(CB缶)を使用できるため、手軽にアウトドアで使用可能です。

  • 超薄型設計
  • 保護ガード付きで耐久性が高い
  • CB缶対応で経済的
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この記事を書いた人

関西の山を中心に登山をしております。

今まで登った山は
富士山、奥穂高岳、槍ヶ岳、石鎚山、剣山
大台ヶ原山、伊吹山、八経ヶ岳、etc…

主に関西の山の情報や本などから得た知見を当サイトと
YouTubeにて発信しています。

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