NITECORE NU25 MCT ULレビュー|軽さ・明るさ・充電式が揃った登山用最強ヘッドランプ

夜の公園に置いたNU25 MCT UL

登山で必須の装備といえば、やはりヘッドランプ。特に軽量性・明るさ・充電のしやすさは選ぶうえで重要なポイントです。今回ご紹介するのは、NITECOREの最新モデル「NU25 MCT UL」。

海外トレイル系YouTuber「Darwin Rakestraw」氏も愛用するNITECOREブランドの製品で、軽さ・400ルーメンの明るさ・USB-C充電対応と、まさに三拍子揃った性能が魅力です。実際の登山で使用して感じたメリット・デメリットを含め、率直なレビューをお届けします。

目次

NITECORE NU25 MCT ULとは?基本スペックと特徴

NITECORE NU25 MCT ULは、軽量で明るく、USB-C充電にも対応した高性能なヘッドランプです。ここでは、NU25 MCT ULの基本情報と、NITECOREというブランドが登山・アウトドア界でどのような評価を受けているのかを詳しく解説します。

NU25 MCT ULの基本情報

NITECORE「NU25 MCT UL」は、わずか47gの超軽量ボディに、最大400ルーメンの明るさを備えたUSB-C充電式ヘッドランプです。特に注目すべきは、高演色CRI90のLEDを搭載しており、照射した物体の色が自然に見える点です。これにより、夜間のギア確認や地図読み、撮影にも役立ちます。

バッテリーは700mAhのリチウムイオン電池を内蔵し、最長45時間の連続点灯が可能です。USB-Cポートを備えており、わずか1.5時間でフル充電が完了します。また、防塵・防水性能はIP66で、過酷な環境下でも安心して使用できます。

ヘッドバンドには蓄光・反射素材を使用しており、暗闇でも視認性を高め、安全性を向上させています。また、シンプルなボタン操作で、片手でも簡単に操作できる点も魅力です。

項目内容
最大明るさ(ルーメン)400ルーメン
光源高演色CRI90 LED(フラッドライト) + スポットライト(遠距離照射用)+ 赤色ライト
色温度高演色LED: 4500K(ナチュラルホワイト)
バッテリー容量700mAh リチウムイオンバッテリー内蔵
連続点灯時間最大45時間(超ローモード1ルーメン使用時)
充電方式USB-C充電(1.5時間でフル充電)
防水性能IP66(防塵・防水)
重量(バッテリー込み)約47g(ヘッドバンド込み)
ヘッドバンド超軽量、蓄光・反射素材付き、取り外し可能
主な特徴軽量・USB-C充電・高演色LED・シンプル操作・赤色ライト搭載・長時間使用対応
発売時期2024年

NITECOREは欧米のハイカーもおすすめしている

NITECOREは、ライト製品を中心に展開する中国発のブランドで、その信頼性は世界中のハイカーから支持されています。特に欧米では「UL(ウルトラライト)志向のハイカー向けの軽量ライトブランド」として知られ、過酷な環境下での使用実績も豊富です。

アメリカの人気トレイル系YouTuber「Darwin onthetrail」(登録者数34万人)氏も、NITECORE製品を愛用していることで知られています。彼が紹介しているのはNU25 MCT ULではなく、旧モデルのNU25 ULですが、「軽さと実用性を両立した信頼できるライト」として高い評価を与えています。

このように、NITECOREはUL志向のハイカーやバックパッカーからの支持が厚く、過酷な環境下でも頼れるギアとして選ばれているブランドです。NU25 MCT ULもその流れを汲む製品であり、「軽くて信頼できるヘッドランプを探している」という方にはまさにピッタリの選択肢といえるでしょう。

NU25 MCT ULを実際に山で使ってみた

実際の登山でNU25 MCT ULを使用した際の体験をもとに、その性能や使い勝手について詳しくご紹介します。

400ルーメンの明るさで夜間行動も安心

400ルーメン(ハイモード)で前方を映す
400ルーメンあれば真っ暗な登山道もバッチリ

NU25 MCT ULは、最大400ルーメンの明るさを誇り、夜間の登山道やキャンプサイトでも十分な視認性を確保できます。特に、3,000Kの暖色光、4,500Kのニュートラルホワイト、6,500Kのクールホワイトという3種類の色温度を切り替えられる点が特徴です。これにより、霧や雨、雪などの天候や、読書や夜間行動などのシーンに応じて最適な光を選択できます。

また、最大照射距離は約132メートルで、広範囲を明るく照らすことができました。夜間の行動時でも安心して使用できる明るさです。

とにかく軽い!装着感ゼロの快適さ

計りに乗せて47gを示している
実測値も47g

NU25 MCT ULの本体重量は47gと非常に軽量で、長時間の装着でも疲れを感じませんでした。ヘッドバンドには調整可能な伸縮コードが採用されており、頭部にしっかりとフィットします。また、蓄光・反射素材が使用されているため、暗闇でも視認性が高く、安全性が向上しています。

さらに、USB-C充電に対応しており、充電時間は約1.5時間と短時間でフル充電が可能です。

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NU25 MCT ULの気になる点

NU25 MCT ULは非常に優れたヘッドランプですが、実際に使ってみると、いくつか気になる点もあります。この章では、防水性能やバッテリーの持続時間など、使用中に感じた注意点について率直にお伝えします。

防水性能はIP66、過信は禁物?

NU25 MCT ULは防塵・防水性能としてIP66に対応しています。これは「強い水流や埃がかかっても問題ない」というレベルであり、雨天時の使用や埃っぽい環境でも十分に使える仕様です。ただし、完全防水(IPX7やIPX8)ではないため、長時間の豪雨や水中での使用は推奨されていません。

実際に山で使用した際も、小雨程度であれば全く問題ありませんでしたが、強い雨の中で使い続ける場合は「念のためジップロックや防水ポーチでカバーする方が安心」と感じました。防水性能に関しては「防滴レベルである」と理解しておくと良いでしょう。

バッテリー持ちは標準的、長時間行動には不安も

もう一つ気になったのは、バッテリー持続時間です。NU25 MCT ULは最大45時間の点灯が可能とされていますが、これはウルトラローモード(6ルーメン)で使用した場合の数字です。

実際に400ルーメンのハイモードで使用した場合、持続時間は約2.5時間とされています。夜間の長時間行動やテント泊での使用を考えると、1泊2日の山行で夜間に長時間使用する場合はやや不安が残る印象です。

とはいえ、USB-C充電に対応しているため、モバイルバッテリーでの充電は非常に手軽で、行動中に充電しながらの使用も可能です。長時間行動を予定している場合は、モバイルバッテリーの携帯をおすすめします。

NU25 MCT ULはこんな人におすすめ!

NITECORE NU25 MCT ULは、軽さ・明るさ・高演色性を兼ね備えたヘッドランプですが、特にどんな登山者やアウトドア愛好家に向いているのでしょうか?ここでは、実際に使用してみて感じた「この人におすすめ!」というポイントを紹介します。

軽量&シンプルな装備を求めるUL志向の登山者

NU25 MCT ULは、わずか47gという超軽量設計が最大の魅力です。荷物を1gでも減らしたいUL(ウルトラライト)志向の登山者にとって、この軽さは大きなアドバンテージとなります。

また、シンプルな操作性と必要十分な明るさ、USB-C充電対応など、無駄を削ぎ落とした設計もUL装備にピッタリ。特に1泊2日程度のテント泊登山や縦走登山で、その性能が真価を発揮します。軽くて信頼性のあるヘッドランプを探している人には、自信を持っておすすめできる製品です。

充電式ライトを探している人

「乾電池式のライトだと、予備電池を持ち歩くのが面倒…」
そんな方には、USB-C充電対応のNU25 MCT ULが最適です。モバイルバッテリーさえあれば、他のデバイスと同じケーブルで手軽に充電できるため、荷物を減らせるだけでなく、充電の煩わしさからも解放されます。

また、1.5時間でフル充電できる高速充電性能も魅力で、テント場や休憩中にサッと充電できる点は、長時間行動時にも心強いポイントです。電池式から充電式に切り替えたいと考えている人には、非常におすすめできるモデルです。

まとめ|NU25 MCT ULは軽くてパワフルな登山用ヘッドランプの最適解!

NITECORE NU25 MCT ULは、軽さ・明るさ・高演色性・USB-C充電対応という4拍子が揃った、登山用ヘッドランプとして非常にバランスの取れたモデルです。実際に山で使ってみても、その軽さは感動的で、長時間の装着でもほとんど負担を感じませんでした。

最大400ルーメンの明るさは夜間行動を十分にカバーできる性能であり、高演色CRI90のLEDによる自然な色味は、地図読みや手元作業の際に非常に便利です。加えて、USB-C充電対応による利便性や、シンプルな操作性も高く評価できるポイントです。

もちろん、防水性能やバッテリー持ちには注意点があるものの、1泊2日の登山や日帰り登山では十分に活躍できるスペックです。特にUL(ウルトラライト)志向のハイカーや、軽量化を重視する方には最適な選択肢といえるでしょう。

登山用の軽量ヘッドランプを探している方は、ぜひNU25 MCT ULをチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

関西の山を中心に登山をしております。

今まで登った山は
富士山、奥穂高岳、槍ヶ岳、石鎚山、剣山
大台ヶ原山、伊吹山、八経ヶ岳、etc…

主に関西の山の情報や本などから得た知見を当サイトと
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