登山にチェアはいらない?あると便利な理由とおすすめの軽量チェアを紹介

登山にチェアを持っていくかどうかと聞くと、「必要ない」と答える人も少なくないでしょう。

しかし、登山にチェアを持っていくメリットもありますので、この記事ではその点を解説し、おすすめの登山用チェアを紹介します。

目次

登山チェアの必要性

いきなり結論となりますが、登山用チェアは必ずしも必要なものではありません。

しかし、あると便利でさまざまな恩恵があります。

その点について解説します。

なぜ登山にチェアが便利なのか?

登山中に休憩する際、地面に直接座ると冷えや湿気が体に影響を及ぼすことがあります。

登山用のチェアを使用することで、地面からの距離を保ち体をドライで快適に保つことができます。

特に寒冷地や湿地での登山では、体温管理が重要であり、登山用チェアが役立ちます。

登山チェアのメリットとデメリット

登山チェアの最大のメリットは、快適性と保温性です。

また、折りたたみ式のイスは携帯性に優れ、使わない時はリュックに収納できます。

しかし、チェアを持っていくとなると追加の重量が発生するので、それがデメリットとなり得ます。

特に長距離や難易度の高い登山では、すべての装備の重量が重要です。

メリット
デメリット
  • 休憩時の快適性
  • 身体の冷えを防ぐ
  • かさばる
  • 重量が増える

登山用チェアの選び方

まずは重さをチェック

登山では持ち物の重量が体力消耗に直接影響します。

そのため、登山用チェアを選ぶ際には、軽量性が重要なポイントとなります。

軽いイスは持ち運びが容易で、長時間のトレッキングでも疲労を軽減できます。

収納時の大きさも大事

登山にチェアを持っていくとなると収納時の大きさも大事。

チェアは防寒具や食事などと比べると持っていく優先度は低いです。

それらの容量を圧迫しない、なるべくコンパクトに収納でき、ザックのサイドポケットに入る程度の大きさのものを選びましょう。

自分に合った耐荷重をチョイス

登山イスの耐荷重は、使用者の安全と快適性に直結します。

自分の体重や装備を支える能力があるイスを選ぶことが必須です。

組み立てはカンタンか

登山中に疲れた時にすぐに休憩できるように、組み立てが簡単なイスが推奨されます。

複雑な組み立て作業は、体力の消耗を増やし、ストレスの原因にもなり得ます。

おすすめの登山イス

ここからは実用的で登山用チェアとして人気のあるチェアを紹介します。

また、軽量なチェアが好ましいので、すべて重量が1kg以下のものを選びました。

組み立てカンタン!座面のみのチェア

【ヘリノックス】タクティカルスピードスツール

タクティカルスピードスツール
重量使用時456g/収納時520g
耐荷重100kg
収納サイズH8×W8××D37.7cm
使用サイズH27×W35.7×D24.7cm
座面高さ26cm

タクティカルスピードスツールはバンジーコードでポールが連結されたこのテントのような構造のため、開くだけで素早く設営できます。

軽くて持ち運びやすいこのスツールは、どこでも使いたくなる1人用チェアです。

【Naturehike】YL12 超軽量折りたたみ椅子

YL12 超軽量折りたたみ椅子
重量690g
耐荷重120kg
収納サイズ36x10x13cm
使用サイズ31x41x38cm
座面高さ38cm

超軽量で持ち運びやすいYL12折りたたみ椅子は、重さ約0.69kg、収納時は36x10x13cmで、ザックにも収まりやすい。

アルミ合金とオックスフォード生地を使用し、耐荷重は120kgで、座り心地も良し。

座面高は38cmで大人も子供も快適。

キャンプや家庭での使用にも適しており、見た目もおしゃれで、オールシーズン活躍します。

【ロゴス】ポケットスツール

ポケットスツール
重量約340g
耐荷重約100kg
収納サイズ(約)縦12×横26×高さ5.5cm
使用サイズ(約)高さ26.5×幅24×奥行22.5cm

ポケットスツールは軽量かつコンパクトで、ジュラルミン製のフレームにより耐荷重約100kgを持ちます。

また、非常に小さく折りたたむことができるため、バッグに入れてもかさばりません。

【ロゴス】キュービックチェア

キュービックチェア
重量約300g
耐荷重約120kg
収納サイズ(約)縦5×横27.5×高さ6cm
使用サイズ(約)高さ21×幅20.5×奥行20.5cm

キュービックチェアは約300gで耐荷重約120kgを実現する折りたたみチェアは、航空機用にも使われる高強度の7075超々ジュラルミン製フレームを採用。

座面の四隅はステンレスパーツで強化され、さびにも強い。

収納袋付きで、折りたたむとスリムになり、持ち運びも簡単でアウトドアシーンから日常使いにもおすすめです。

KVASSアウトドアチェア

アウトドアチェア
重量約490g
耐荷重80-100kg
収納サイズ26×6×6cm
使用サイズ高さ31×縦28×幅28cm

KVASSのアウトドアチェアは、耐久性に優れたステンレス鋼製で、静止耐荷重約80kgを誇ります。

4脚伸縮構造で組立・収納が容易であり、さまざまなアウトドア活動や防災対策としても活用できます。

座面は27x27cmの1680Dオックスフォード生地を使用し、軽量かつコンパクトで持ち運びやすく、収納袋も付属。

どこでも快適に使えるアウトドアチェアです。

快適性重視のチェア

【ヘリノックス】チェアゼロ

チェアゼロ
重量使用時490g/収納時510g
耐荷重120kg
収納サイズ幅10×奥行き10×高さ35cm
使用サイズ幅52×奥行き48×高さ64cm
座面高さ28cm

チェアゼロは軽量性とコンパクトさに焦点を当てており、丈夫で薄手のポリエステル・リップストップ素材のシートと肉厚を薄くしたフレームで超軽量を実現。

ヘリノックス製品の中でも登山においては屈指の人気を誇るチェアです。

【ヘリノックス】チェアワン ミニ

チェアゼロ
重量使用時450g/収納時500g
耐荷重90kg
収納サイズ26×8×10cm(幅×奥行き×高さ)
使用サイズ40×34×44cm
座面高さ23cm

チェアワンミニはヘリノックスのチェアの中で最も軽くてコンパクトなモデルで、500mlペットボトルと同じ重さですから、どこにでも簡単に持ち運べます。座面が低いので子どもにも使いやすく、耐荷重90kgで大人も安心して座れます。

【ヘリノックス】グラウンドチェア

グラウンドチェア
重量使用時615g/収納時640g
耐荷重120kg
収納サイズ幅30×奥行き11×高さ11cm
使用サイズ幅52×奥行き50×高さ49cm
座面高さ22cm

ヘリノックスのチェアで最も座面が低いこのグラウンドチェアは、座った際に無理のない姿勢を保てるよう、他のモデルよりも深く設計されています。

リラックスしたい時にぴったりで、サイドには通気性の良いメッシュ素材が使われています。

【ニーモ】ムーンライト リクライニングチェア

ムーンライト リクライニングチェア
重量830g
耐荷重136kg
収納サイズ10×10×35㎝
使用サイズ49×53×64㎝

ムーンライトチェアは公園のピクニックから長期バックパッキングまで対応する、調整可能なシート角度を持つ軽量チェアです。

強度と安定性を実現するため、大口径フレームと鍛造アルミ製ハブを採用しており、クライミングギアと同じ製法で作られています。

非対称のメッシュは体型に合わせて伸縮し、縫い目がないため肌に優しく、ボール&ソケットコネクターでフレームに取り付けられています。

これにより、不快な圧迫感を排除し、どんな冒険にも適した快適性と機能性を提供します。

【ニーモ】ムーンライトエリート リクライニングチェア

ムーンライトエリート リクライニングチェア
重量520g
耐荷重113kg
収納サイズ10×8×32㎝
使用サイズ46×48×59cm

ムーンライト™ エリートは重量520gのバックパッキング向けポータブルチェアで、長期のトリップにも適しています。

このチェアは、快適なリクライニング機能と安定したサポートを提供しつつ、ダイニーマコードを用いた強化されたアームとクライミングのビレイデバイスにヒントを得たロック機構が特徴です。

また、ツールロールスタイルのキャリングケースは、砂地での使用時に沈み込みを防ぐベースとしても機能します。

MOON LENCEアウトドアチェア

アウトドアチェア
重量907g
耐荷重150kg
収納サイズ35.5×12.7×8.9cm
使用サイズ56×61×66cm

MOON LENCEのアウトドアチェアはモックのような座り心地で、通気性の良いメッシュ生地を使用しているため、蒸れにくいです。

重さは907gと軽量で、専用の収納袋が付属しており、持ち運びが簡単。

組み立てや洗濯も手軽にでき、アウトドアでの使用に最適です。

登山用チェアを持って快適な登山を

今回は登山におすすめのチェアを紹介しました。

必ずしも登山に必要なものではないけれど、あると便利な登山用のチェア。

身体を冷やさないため、快適な休息をとるためにぜひ登山用のチェアを手に取ってみてください。

登山用チェアの選び方
  • まずは重さをチェック
  • 収納時の大きさも大事
  • 自分に合った耐荷重をチョイス
  • 組み立てはカンタンか

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この記事を書いた人

関西の山を中心に登山をしております。

今まで登った山は
富士山、奥穂高岳、槍ヶ岳、石鎚山、剣山
大台ヶ原山、伊吹山、八経ヶ岳、etc…

主に関西の山の情報や本などから得た知見を当サイトと
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