登山用アクションカメラの選び方完全ガイド【2024年最新おすすめ】

山の絶景や登山の思い出を鮮やかに記録したい。

そんな願いを叶えてくれるのが、アクションカメラです。

雨や衝撃に強く、手ブレを抑えながら美しい映像を撮影できるため、登山での撮影に最適な機材として人気を集めています。

この記事では、登山でアクションカメラを使う際のポイントと、おすすめの機種を詳しく紹介します。

これから購入を考えている方はもちろん、すでに持っている方の参考にもなる情報をまとめました。

目次

アクションカメラが登山に適している理由

通常のカメラやスマートフォンと比べて、アクションカメラには登山での撮影に大きな利点があります。

まず、防水・防塵性能が高く、突然の雨や砂埃を気にせず撮影できます。

多くの機種は保護ケースなしでも10メートルの防水性能を備えており、雨の日の登山でも安心して使えます。

また、手ブレ補正機能が優れているため、歩きながらの撮影でも映像が安定します。

広角レンズを採用しているので、迫力ある山の景色を広く収めることができます。

小型・軽量なのも大きな特徴です。

重い荷物を背負う登山では、カメラの重さは大きな問題。

アクションカメラなら200グラム以下の軽さで、かさばることもありません。

登山用アクションカメラの選び方

登山での使用を考えると、以下の点に注目して選ぶことをおすすめします。

防水・耐久性能

山での天候は変わりやすく、突然の雨に見舞われることもあります。

最低でもIPX7(一時的な水没に耐える)以上の防水性能があると安心です。

また、落下や衝撃への耐久性も重要です。

バッテリー持続時間

日帰り登山でも最低4時間以上の撮影が可能なバッテリー性能が必要です。

予備バッテリーが使える機種を選べば、長時間の撮影にも対応できます。

気温の低い山では、バッテリーの消耗が早くなることも覚えておきましょう。

画質と手ブレ補正

4K解像度での撮影に対応し、優れた手ブレ補正機能を持つモデルを選びましょう。

特に下りの急な道や岩場では手ブレが発生しやすいため、安定した映像を撮るには高性能な手ブレ補正が欠かせません。

おすすめのアクションカメラ

アクションカメラの有名メーカーよりおすすめのアクションカメラを紹介します。

オールマイティなアクションカメラ

【GoPro】HERO13 Black

GoProの「HERO13 Black」は、重量わずか154gで、保護ハウジングなしでも10mまでの防水性能を持ちます。

このカメラは5.3K解像度でのビデオ撮影をサポートし、HyperSmooth 6.0による先進的なビデオブレ補正技術で、激しい動きも滑らかに記録できます。

広角からリニアまで多彩なデジタルレンズオプションがあり、壮大な景色を鮮明に捉えることができます。

また、耐久性に優れ、厳しい自然環境下でも安心して使用できるため、山でのアドベンチャーに理想的です。

項目内容
本体重量154g (カメラ本体とマウントフィンガー + バッテリー)
本体サイズ幅71.8 x 高さ50.8 x 奥行き33.6 mm
センサーサイズ1/1.9インチ CMOS
絞りF2.5
動画解像度5.3K, 4K, 2.7K, 1080p
対応フレームレート(最大)5.3K: 60fps, 4K: 120fps, 2.7K: 240fps, 1080p: 240fps
撮影可能時間5.3K/60pで70分、4K/120pで58分
バッテリー容量1900mAh Enduroバッテリー
防水性能保護ハウジングなしで10m、保護ハウジングありで60m

【Insta360】Ace Pro 2

ライカと共同開発したレンズを搭載し、暗い場所でもクリアな映像が撮れるのが「Ace Pro 2」の特徴。8K動画撮影に対応し、山の絶景をより美しく残せます。

アクションカメラ初の搭載となる「ウインドガード」で、強風でも音声がクリアに録音できます。防水性能は12メートルまでOK。-20度の寒冷地でも使えるので、雨や冬山でも安心して撮影できます。

手ブレ補正機能で安定した映像が撮れ、最大180分の連続撮影が可能。山での思い出を、映像も音声も美しく記録できる1台です。

項目内容
本体重量177.2g
本体サイズ71.9 x 52.15 x 38.5 mm
センサーサイズ1/1.3インチ
絞りF2.6
動画解像度8K: 7680×4320, 4K: 3840×2160, 2.7K: 2688×1520, 1440P: 1920×1440, 1080P: 1920×1080
対応フレームレート(最大)8K: 30fps, 4K: 120fps, 2.7K: 120fps, 1440P: 60fps, 1080P: 240fps
撮影可能時間180分
バッテリー容量1800mAh
防水性能潜水ケースなし:12m, 潜水ケース使用時:60m

【Insta360】Ace Pro

Insta360 「Ace Pro」は登山家に最適なカメラです。

Leicaと共同開発した1/1.3インチの大型センサーとF2.6の明るい絞りで、16mmの広角レンズを持ち、圧倒的な景観を捉えます。

重量179.8gと軽量で、防水性能は10m(潜水ケース使用時60m)と高いため、あらゆる天候条件での撮影が可能です。

8K動画撮影や4Kでの高速スローモーション、HDR撮影に対応し、最大170Mbpsのビットレートで高品質な映像を記録します。

項目内容
本体重量179.8g
本体サイズ71.9 x 52.15 x 38.5 mm
センサーサイズ1/1.3インチ
絞りF2.6
動画解像度8K: 7680×4320, 4K: 3840×2160, 2.7K: 2688×1520, 1440P: 1920×1440, 1080P: 1920×1080
対応フレームレート(最大)8K: 24fps, 4K: 120fps, 2.7K: 120fps, 1440P: 60fps, 1080P: 240fps
撮影可能時間不明
バッテリー容量1650mAh
防水性能潜水ケースなし:10m, 潜水ケース使用時:60m

レビュー記事はこちら

【DJI】Osmo Action 5 Pro

Osmo Action 5 Pro」は前作の「Osmo Action 4」から大幅進化。

画質、暗所での撮影性能、内蔵メモリ、バッテリー性能の向上などなど。

アクションカメラ界隈では頭一つ抜きんでたスペックを搭載。

DJI MIC 2との連携も容易で、ワイヤレスで簡単に外部マイクを使用できます。

登山動画や、バイクでの動画撮影で重宝すること間違いなしです。

項目内容
本体重量146 g
本体サイズ70.5 x 44.2 x 32.8 mm
センサーサイズ1/1.3インチ CMOS
絞りf/2.8
動画解像度4K, 2.7K, 1080p
対応フレームレート(最大)4K: 120fps, 2.7K: 120fps, 1080p: 240fps
撮影可能時間240分 (1080p/24fps, RockSteadyオン, Wi-Fiオフ, 画面オフ)
バッテリー容量1950 mAh
防水性能20 m (防水ケースなし), 60 m (防水ケース使用時)

【DJI】Osmo Action 4

DJIの「Osmo Action 4」の重量は145gで、18mまでの防水性能を持ち、更に専用ケースを使用すれば60mまで対応可能です。

1/1.3インチCMOSセンサーとf/2.8の広角レンズが155°の視野を捉え、最大4K解像度で鮮明な動画を撮影できます。

特にEIS技術の「RockSteady 3.0」が激しい動きでも映像を安定させ、高所や不安定な地形での撮影に最適。

加えて、タッチスクリーン付きで操作が直感的です。

登山中の難易度の高い環境でも、このカメラは頼りになる一品です。

性能は「Osmo Action 5 Pro」に劣るものの、価格が下がってきているので狙い目です。

項目内容
本体重量145 g
本体サイズ70.5 x 44.2 x 32.8 mm
センサーサイズ1/1.3インチ CMOS
絞りf/2.8
動画解像度4K, 2.7K, 1080p
対応フレームレート(最大)4K: 120fps, 2.7K: 120fps, 1080p: 240fps
撮影可能時間160分 (1080p/24fps, RockSteadyオン, Wi-Fiオフ, 画面オフ)
バッテリー容量1770 mAh
防水性能18 m (防水ケースなし), 60 m (防水ケース使用時)

360度撮影可能なモデル

【Insta360】X4

Insta360の「X4」は、登山家にとって理想的なカメラです。

重量はわずか203gで、防水性能も10mと優れています。

1/2インチセンサーとF1.9の明るいレンズで、6.7mmの広角視野を提供し、壮大な山岳風景を360度で捉えることができます。

最大解像度8Kの動画撮影が可能で、特に高画質な72MPの写真も撮影できます。

また、2290mAhのバッテリーにより、連続撮影時間は最大135分を実現。

登山時の長時間撮影にも対応し、動きのあるシーンも美しく記録できます。

項目内容
本体重量203g
本体サイズ46 x 123.6 x 37.6 mm
センサーサイズ1/2インチ
絞りF1.9
動画解像度8K: 7680×3840, 5.7K: 5760×2880, 4K: 3840×2160, 2.7K: 2720×1536, 1080p: 1920×1080
対応フレームレート(最大)8K: 30fps, 5.7K: 60fps, 4K: 100fps, 2.7K: 60fps, 1080p: 120fps
撮影可能時間135分 (5.7K30fps), 75分 (8K30fps)
バッテリー容量2290mAh
防水性能10m

【GoPro】MAX

GoProの「MAX」は通常のGoPro HEROモードと360度撮影を兼ね備え、多角度からの撮影が可能です。

Max HyperSmoothでビデオのブレを抑え、高品質な360度映像とステレオオーディオを提供します。

特にPowerPano機能は、270度のパノラマ写真を水平保持しながら撮影できるため、広大な山岳風景を一枚の画像で捉えられます。

また、水深5mまでの防水性能と耐久性もあり、過酷な環境でも安心して使用できます。

項目内容
本体重量154g
本体サイズ64 x 69 x 25mm
センサーサイズ
絞り
動画解像度5.6K (360度), 1440p, 1080p (HEROビデオ)
対応フレームレート(最大)360°モード:5.6K 30fps
HEROモード:1440p 60fps
撮影可能時間360°モードで40分
バッテリー容量1600mAh
防水性能水深5m

独自路線のアクションカメラ

【DJI】Osmo Pocket 3

「DJI」の「 Osmo Pocket 3」は、コンパクトで高機能なジンバル内蔵カメラです。

重量はわずか179gで、携帯性に優れています。

1インチCMOSセンサーとf/2.0のレンズを搭載し、暗い環境でも明るくクリアな映像を提供します。

解像度は4Kまで対応し、タイムラプスやモーションラプス機能が充実しており、壮大な山岳風景の変化を美しく記録できます。

さらに、2.0インチのタッチスクリーンで操作も簡単です。

このカメラは、厳しい自然環境でも安心して使用できるため、アウトドアアクティビティの記録に最適です。

項目内容
本体重量179 g
本体サイズ139.7 x 42.2 x 33.5 mm
センサーサイズ1インチ CMOSセンサー
絞りf/2.0
動画解像度4K , 2.7K, 1080p
対応フレームレート(最大)4K:60fps, 2.7K:60fps, 1080p:240fps
撮影可能時間166分 (1080p/24fpsで計測)
バッテリー容量1300mAh
防水性能情報なし

【Insta360】GO 3S

Insta360の「GO 3S」は重さわずか39.1gの超小型ボディに4K撮影機能を搭載しました。

アクションポッドとセットで使えば最大140分の連続撮影が可能。10mまでの防水性能と-20度対応なので、雨の日や冬山でも安心して使えます。

手ブレ補正機能「FlowState」搭載で安定した映像に。付属の磁気ペンダントやクリップで、帽子やバッグに手軽に装着できるので、山での思い出をハンズフリーで残せます。

項目内容
本体重量本体:39.1g、アクションポッド::96.3g
本体サイズ25.6 x 54.4 x 24.8mm
絞りF2.8
動画解像度4K,2.7K, 1440p, 1080p
対応フレームレート(最大)4K:30fps,2.7K: 30fps, 1440p: 50fps, 1080p: 50fps
撮影可能時間38分 (GO 3 単体), 140分 (GO 3 + アクションポッド)
バッテリー容量カメラ単体:310mAh、アクションポッド::1270mAh
防水性能10m(カメラ単体のみ)

必要なアクセサリー

アクションカメラを効果的に使うために、以下のアクセサリーを用意しておくと便利です。

【Insta360】見えない自撮り棒(114cm)

360度カメラとの相性が抜群の自撮り棒です。

最大114cmまで伸ばせ、その状態でも安定感があります。

三脚としても使える2WAY設計で、重量は180gと軽量です。

折りたたみ時は28cmとコンパクトになるため、リュックの外側に取り付けやすいのが特徴です。

カーボン製なので丈夫で、濡れた手でも滑りにくい素材を採用しています。

自撮り棒はこちら

三脚はこちら

【SanDisk】Extreme PRO microSDXC 256GB

4K動画の高速記録に対応した大容量カードです。

最大読込速度200MB/s、書込速度140MB/sと高速で、温度-25℃~85℃の環境下でも使用可能です。

耐衝撃性や防水性も備えており、過酷な登山環境での使用に適しています。

256GBの容量があれば、4K/60fps動画を約4時間分記録できます。

【Anker】Power Bank (10000mAh, 30W)

登山での長時間撮影に欠かせないモバイルバッテリーです。

重量約200gながら10000mAhの大容量を備え、最新のPD充電に対応しているため、アクションカメラを素早く充電できます。

2台同時充電が可能で、低温環境でも安定した出力を維持します。

LED残量表示で電池残量が一目で分かるため、予備電源の管理が容易です。

GoPro HERO12 Blackであれば約3回のフル充電が可能で、日帰り登山から短期の縦走まで幅広く対応できます。

【TELESIN】バックパックマウント

バックパックのショルダーストラップに取り付けられる便利なマウントです。

ハンズフリーで撮影できる上、視点に近い高さからの自然な映像が撮れるため、登山道の様子や周囲の風景を臨場感たっぷりに記録できます。

雨天時は水が直接かからない位置に調整するなど、少し注意は必要ですが、安定した映像を撮影できる実用的なアクセサリーです。

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【TELESIN】360°回転式 クリップ マウント

木の枝やテントポール、手すりなど、様々な場所に固定できる万能クリップマウントです。

開口幅約6cm、耐荷重約1kgの性能を備えており、ほとんどのアクションカメラを安定して固定できます。

360度回転機構により、どの方向からでも理想的なアングルで撮影が可能。

タイムラプス撮影や集合写真の撮影時に特に重宝し、安全ストラップと併用すれば、より安心して使用できます。

不安定な場所への取り付けは避け、必ずクリップの締め付け具合を確認してから使用しましょう。

まとめ

アクションカメラは、登山での思い出を記録するのに最適な機材です。

使用目的や予算に応じて、自分に合った機種を選びましょう。

初心者の方は操作性と防水性能を重視し、より本格的な撮影を考えている方は画質や特殊機能にも注目することをおすすめします。

どの機種を選ぶにしても、予備バッテリーの携行や防水性能の確認など、基本的な準備を忘れずに。

そうすることで、素晴らしい山の風景や登山の思い出を、より確実に残すことができます。

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この記事を書いた人

関西の山を中心に登山をしております。

今まで登った山は
富士山、奥穂高岳、槍ヶ岳、石鎚山、剣山
大台ヶ原山、伊吹山、八経ヶ岳、etc…

主に関西の山の情報や本などから得た知見を当サイトと
YouTubeにて発信しています。

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