【初心者も迷わない】登山用ヘッドランプの選び方と2025年おすすめ7選

「ヘッドランプってどれを選べばいいの?」
登山を始めたばかりの人にとって、装備選びは悩みの種。中でもヘッドランプは、いざという時に命を守る大切な道具です。しかし種類が多く、違いもわかりづらいため、つい後回しにしてしまう人も少なくありません。
この記事では、登山初心者〜中級者向けに「明るさ」「使いやすさ」「信頼性」に優れた2025年おすすめのヘッドランプ7選を厳選して紹介。選び方のポイントや比較表も掲載しているので、初めての1台選びにも迷いません。

目次

登山でヘッドランプが必須な理由

ヘッドランプは、登山における「もしも」に備えるための最重要アイテムのひとつです。特に初心者は、想定よりも行動時間が長引くことが多く、日没後に下山するケースも少なくありません。そんな時、手元を照らせる明かりがなければ、道迷いや転倒といったリスクが一気に高まります。

また、早朝登山やテント泊での行動、トイレの移動、夜明け前の準備など、暗闇での行動は想像以上に多くあります。両手が自由に使えるヘッドランプは、こうしたシーンでこそ本領を発揮します。

中には「スマホのライトで代用できるのでは?」と考える人もいますが、光量が足りない上に、片手がふさがるのは大きなデメリット。しかもバッテリー消耗も早いため、非常用としても頼りになりません。
だからこそ、登山者には専用のヘッドランプが必須なのです。

初心者でも失敗しない!ヘッドランプの選び方4つのポイント

登山初心者がヘッドランプを選ぶ際に押さえておきたいのは、「明るさ」「電源」「重量」「防水性と操作性」の4点です。これらを理解しておくことで、後悔のない選択ができます。

① 明るさは200ルーメン以上が安心

ヘッドランプの明るさは「ルーメン(lm)」という単位で表されます。夜間登山やテント場での作業を考えると、200〜300ルーメン程度は欲しいところ。光量が不足していると足元の視認性が悪くなり、危険が増します。

② 電源は「充電式」か「乾電池式」か

最近はUSB充電式が主流になりつつありますが、長時間の行動や連泊の場合は乾電池式やハイブリッド型(どちらにも対応)が便利。モバイルバッテリーを持っていれば充電式でもOKですが、寒冷地ではバッテリーの減りも早いため注意が必要です。

③ 長時間使うなら軽さと装着感も重要

軽量なモデルは装着時のストレスが少なく、30〜90g程度が目安。長時間使用しても疲れにくいものを選びましょう。登山中にズレにくい、フィット感のあるベルト設計もポイントです。

④ 防水性・操作性を見逃さない

山の天候は変わりやすいため、IPX4以上の防水性能があると安心。さらに、手袋をしたままでも操作しやすいボタン設計だと冬山でも重宝します。

登山用ヘッドランプおすすめ7選【2025年版】

1. ペツル ビンディ(PETZL BINDI)

超軽量・コンパクトなUSB充電式モデル。明るさは200ルーメンながら、日帰り登山やテント場、トレイルランなどで十分な光量を確保。わずか35gという軽さで、首にかけても違和感がなく、バックアップとしても優秀。携帯性と実用性を兼ね備えた一台です。

2. レッドレンザー MH3

ドイツ製の高品質ライト。最大200ルーメンで遠距離(約130m)をしっかり照らします。ヘッド部分は取り外して手持ちやクリップライトとしても使用可能。防水性能(IP54)もあり、単3電池1本で動作するため補給も簡単。シンプルかつ多用途な使い方ができる点が魅力です。

3. ブラックダイヤモンド Spot Lite 200

登山用ヘッドランプとして高い信頼を誇るブラックダイヤモンドの軽量モデル。最大200ルーメンながら、実用的な明るさとコンパクトさが魅力。約54gと非常に軽く、防水性能もIPX8と高いため、悪天候の登山やキャンプでも安心して使用できます。フルパワー・ディミング・ストロボ・赤色モードなど多彩な照射機能を備え、夜間行動やテント場での作業に対応。乾電池式なので予備電池の持参で長期行動にも強い一台です。

4. ジェントス CP-03R

最大260ルーメンの明るさと約52gの軽量設計が特徴のUSB充電式ヘッドランプです。防塵・防水性能(IP65)を備え、スポット照射で最大105mの照射距離を実現します。点灯時間はHighモードで約6時間、Ecoモードで約22時間と、長時間の使用にも対応しています。登山やキャンプなど、アウトドアシーンでの使用に最適なモデルです。

5. モンベル リチャージャブル パワーヘッドランプ

モンベルが展開するUSB充電式の本格ヘッドランプ。最大300ルーメンの明るさと約86gの軽量設計で、日帰りから縦走まで幅広く対応できます。照射距離は最大70m、防水性能はIPX6と、突然の雨でも安心。USB Type-Cで手軽に充電できる点も魅力で、電池交換が不要なのは初心者にも嬉しいポイント。シンプルな操作性で、モンベルらしい堅実なつくりが光るモデルです。

6. CLAYMORE ヘッディー3

韓国発のアウトドアブランドCLAYMOREの2WAYモデル。ヘッドバンドから取り外して吊り下げランタンとしても使えるユニークな設計が特徴。最大500ルーメンで照射モードも多彩。USB充電式で、防水仕様。テント泊登山やキャンプにもおすすめの柔軟性の高い一台です。

7. マイルストーン MS-K1

日本ブランド・マイルストーンの中級者向けモデル。最大620ルーメンの明るさに加え、暖色LEDを採用し、霧や雨でも見やすいのが特長。専用充電池でも単4電池でも使えるハイブリッド式で、長期縦走にも対応。デザインも洗練され、アウトドアファンに人気の一台です。

7機種の比較表【明るさ・重量・電源・特徴】

製品名明るさ重量電源方式特徴
ペツル ビンディ最大200ルーメン約35gUSB充電式超軽量・首掛けもOK、多用途な人気モデル
レッドレンザー MH3最大200ルーメン約92g単3電池×1本遠距離照射130m、クリップライトとしても使用可能
ブラックダイヤモンド Spot Lite 200最大200ルーメン


約54g単4電池×2本IPX8の高防水・軽量・赤色LEDなど多機能モデル
ジェントス CP-03R最大260ルーメン約52gUSB充電式(Type-C)超軽量・防塵防水(IP65)、スポット照射で遠距離対応
モンベル リチャージャブル パワーヘッドランプ最大300ルーメン約86gUSB充電式(Type-C)軽量&防水(IPX6)、操作簡単な登山向け定番モデル
CLAYMORE ヘッディー3最大500ルーメン約83gUSB充電式ライト取り外し可能、ランタンにもなる2WAYモデル
マイルストーン MS-K1最大620ルーメン約90g充電池 or 単4電池×3本暖色LED・霧や雨にも強く、信頼性の高い日本製モデル

まとめ|自分に合った1台を選ぼう

ヘッドランプは、登山の安全を支える重要な装備です。「どれが正解か分からない」と迷っていた方も、自分の登山スタイルや用途をイメージすれば、ぴったりの1台が見えてきます。

迷ったときは、バランスが良く信頼性の高い「モンベル リチャージャブル パワーヘッドランプ」や、軽量・携帯性に優れた「ペツル ビンディ」から選ぶと失敗しにくいでしょう。

明るさ・電源・重量・操作性といった基本を押さえ、自分にとって「持っていて安心できるヘッドランプ」を手に入れてください。

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この記事を書いた人

関西の山を中心に登山をしております。

今まで登った山は
富士山、奥穂高岳、槍ヶ岳、石鎚山、剣山
大台ヶ原山、伊吹山、八経ヶ岳、etc…

主に関西の山の情報や本などから得た知見を当サイトと
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