2024年7月某日、摩耶山へ登山へ行ってきました。
登山道が複数ある摩耶山ですが、今回は阪急「王子公園駅」を起点に青谷道を使って摩耶山・掬星台へ登り、杣谷道(カスケードバレイ)で阪急「六甲駅」へ下るルートを歩きました。
その際の行程やポイントをまとめましたので紹介します。
摩耶山とは?
摩耶山は神戸市灘区にある山で、神戸はもちろん大阪からのアクセスも良く、登山難易度も高くないため非常に人気のある登山スポットです。
摩耶山頂には三等三角点の看板は設置されているものの眺望はないため、一般的に”摩耶山へ登る”というと展望台のある掬星台を指すことが多い。
また登山コースも豊富で、今回紹介する阪急電鉄の王子公園駅、六甲駅から歩くコースや、新神戸からのコース、六甲山方面からのコースなどがあり、何度でも楽しめる登山スポットです。
摩耶山へのアクセス
公共交通機関でのアクセス
▼大阪駅からのアクセス▼
阪急「大阪梅田駅」から阪急神戸線で「王子公園駅」まで。
30分から40分ほどで到着します。
自家用車でのアクセス
▼大阪市内からのアクセス▼
阪神高速3号神戸線を使って「摩耶IC」まで。
そこから北上して青谷道登山口を目指しますが、登山口のすぐ近くにはコインパーキングがなさそうなので、王子公園付近で探すのがベターかと思います。
登山ルート解説
今回は王子公園駅を起点に青谷道を通って、掬星台へ登り、穂高湖経由で杣谷峠、杣谷道(カスケードバレイ)を通って阪急六甲駅へ下るコースを歩きます。
およそ5時間30分ほどの時間で、距離が10km強、獲得標高1000m弱の道のりです。
王子公園駅から掬星台
東口側からでも西口側からでも青谷登山口まで向かえるのでどちらでもオッケー。
東口だとローソンが目の前にあるので、ここで食料、飲料の調達をします。
簡易地図が東口の横断歩道を渡ったところにあるので確認しておきましょう。
20分ほど坂を登っていくと今回の登山口「青谷登山口」です。
正面の坂を登って登山コースへ。
登りはじめ早々から良い眺め。
写真では伝わりづらいですが、坂はけっこう急です。
ところどころ青谷川へ下りる分岐がありますが、そちらではなく道なりです。
意外なところに茶畑が出現。
この日は平日でしたが、土日はこちらでお茶がいただけるそうです。
本格的な山道っぽくなってきました。
川のすぐ近くを歩くので、先ほどよりも少し空気がヒンヤリ。
階段が多く、登りが続きます。
摩耶ロープウェイ方面へ続く、上野道との分岐を過ぎ直進。
仁王門を過ぎると、、、
ながーい階段を登ります。
何段あるか気なって数えてみると、およそ320段ほど。
途中でしんどくて、数字がごちゃついたので”およそ”320段です。
階段を登った先には、摩耶山史跡公園があります。
ここはかつて天上寺というお寺があり、646年にインドの高僧により開僧されました。
が、1976年火災により大部分が焼失。掬星台の北側に移転されました。
少し進むと、摩耶山頂と掬星台の分岐が。
摩耶山頂は山頂と書かれた看板はあるものの、眺望がないため今回は掬星台方面へ。
掬星台に到着です。
広場になっているので休憩にはもってこい。
掬星台690m。ちなみに摩耶山頂は699mです。
屋根付きの休憩所もあるので、日差しの強い日でも大丈夫。
摩耶ロープウェイ「星の駅」
レンタサイクルがあるので自転車で掬星台付近を散策できます。
ロープウェイの上には食事処があるので、こちらで食べるのもアリです。
この眺めを見ながら食事できるのは贅沢ですよね。
掬星台の展望台から見た景色。
神戸の街や、大阪湾、瀬戸内海など広く見渡せます。
ご存知だと思いますが、掬星台から見る夜景は”1,000万ドルの夜景”と呼ばれ、日本三大夜景の一つに数えられています。
次に穂高湖を目指します。
掬星台の北側にある道を進みます。
キレイめなトイレの横を通り道路を進みます。
しばらく進むと左側に穂高湖方面への分岐がありますが、草木が生い茂っているので、道路をもう少し進んでから左に折れた方が歩きやすいです。
シェール槍と書かれた方面へ。
シェール槍は展望の良い場所なので寄り道します。
8分ほど登るのでしんどい人はスルーでオッケー。
シェール槍643m。
向こうは崖なので気を付けてください。
360度の眺望で気持ちが良い。
神戸市内方面が見えます。
これから向かう穂高湖とカフェが見えます。
シェール槍を下りて穂高湖へ到着。
こちらではカヌー、手漕ぎボート、サップなどが楽しめます。
六甲山系にこんなところがあったなんて最近まで知りませんでした。
家族で来ると楽しめそうです。
Cafe & Rest House「シェールミエール」
軽食をとれてゆっくりと休めます。空調効いているのもありがたい。
建物はシェール槍を意識して作られているのでしょう。
キャンプサイトもあるので週末は賑わっています。
この日も子どもたちが校外学習でたくさん来ていました。
シェールミエールの裏手から道路方面へ進みます。
道路へ出たら直進。
杣谷道で下っていきます。
左手にトイレあります。
この道は杣谷(そまたに)道、またはカスケードバレイ(cascade valley)と呼ばれ、英語の意味通り「小さな滝が連なった谷」を通るルートです。
江戸時代末期に整備されたこの道ですが、当時はあまり使われておらず、大正時代のハイカーによって利用され始めたそう。
何度か川を渡りますので、ミッドカットシューズかハイカットシューズがおすすめ。
うまく岩の上を渡り切れば濡れずに済みますが、増水時には注意が必要です。
長峰台を目指して歩きます。
案内板に徳川道の表記がありますが、杣谷道は徳川道の一部に含まれるコースなので道は正しいです。
川を渡る山はたくさんありますが、この道は木々からの光の差し込み加減が絶妙で、すごく山深いところに来たような感覚にさせてくれるので好きな登山道です。
川の水も澄んでいます。
川の勢いが激しい箇所もあります。
要所で案内板があるので道迷いはしづらいかと思いますが、道っぽくて進めそうなところもあるので注意を怠らないようにしてください。
長峰霊園と神戸市内が見えます。
摩耶砂防ダムのでっかい滝を越えて進みます。
掬星台への登山道「山寺尾根」との分岐を越え阪急六甲方面へ。
登山道を出ました。
阪急六甲駅までは26分ほど。
カスケードバレイは厳冬期だと氷瀑も見ることができるようなので、冬に訪れてみるのも楽しそうです。
また、今回紹介したコースは数ある登山コースのひとつなので、ぜひ他のコースも試してみて摩耶山、六甲山系を楽しんでみてください。
▼別の登山コースはこちらの記事を参照してみてください。▼
今回使用した装備
【SALOMON】ACTIVE SKIN 8
薄手の着替えや飲料、軽食程度であればなんなく入りますので、スピードハイクの際はこちらを使用しています。
【SALOMON】ACTIVE SKIN 8
ザックのチェストストラップ部分に仕込んだまま水分補給ができるので便利です。
【milestone】メッシュキャップ
トレランのキャップは定番のmilestoneで。
夏場は風通しが良いメッシュキャップがおすすめ。
コメント
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