登山で写真撮影をするのならカメラバッグは必須と言ってよいアイテムです。
なぜならカメラは壊れやすいためです。
この記事では、カメラバッグの必要性、選び方、そしておすすめのカメラバッグまで解説します。
ぜひ参考にしていただいて、ご自身に合ったカメラバッグ選びの助けとなれば幸いです。
登山用カメラバッグの必要性
登山において写真や映像を残すことは多いかと思います。
特にスマートフォンやコンパクトなカメラが普及している現代なら一層その傾向にあるでしょう。
ですが、カメラは精密機器なので衝撃に弱く壊れやすい。
ここでは、登山時の写真撮影の魅力と、カメラを保護することの重要性を解説します。
山での写真撮影の魅力
山はその壮大な自然や美しい風景を切り取る絶好の被写体であり、登山の思い出を記録するのに適しています。
風景写真は写真家たちの間で2番目に人気のあるジャンル(2022年アメリカのGlobeNewswire社の調査)で、特に山の景色は360度のパノラマや雪山、春夏秋冬の花など、魅力的な機会がたくさんあります。
また、近年ではSNSの発達により、山での写真をTwitterやInstagramにアップすることによって、友人と体験をシェアできたり、後ほど自分で振り返ることもできます。
それらのことから、山での写真撮影はとても魅力的な体験だと言えます。
カメラを保護することの重要性
カメラは水滴や衝撃に弱く壊れやすいため、登山時にはしっかりと保護することが重要です。
また、カメラは数万円から数十万円と高価なため、なんとしても壊すわけにはいきません。
具体的な保護策としては、カメラを身体に固定し落下防止に努めたり、レンズ交換時には細心の注意を払い、UVフィルターやレンズキャップを使ったり、なかでもカメラ全体を守るという意味において、カメラバッグを使用することが重要です。
これらの方法を活用することでカメラを保護し、長い間カメラを使用することができます。
登山用カメラバッグの選び方
まずは、登山用のカメラバッグを選ぶ際に注目すべき三つのポイント、すなわちバッグの強度と耐久性、素材、そして体にフィットするデザインについて詳しく説明します。
カメラバッグの強度と耐久性
山岳環境は厳しいものであり、様々な気候変動、偶発的な衝撃や落下など、カメラバッグが耐えるべき状況は多いです。したがって、カメラバッグは堅牢さと耐久性を兼ね備えていることが重要です。
耐久性のあるバッグを選ぶことで、山での撮影をより安全かつ快適に行うことができます。
素材に注目する
登山時には、雨、雪、風などの気象条件にさらされる可能性が高いです。
そのため、カメラバッグの素材は防水性や防風性を持ち、さらに頑丈であるべきです。
さらに、軽量性も重要な要素で、長時間の登山では重量が体への負担となります。
ナイロンやコーデュラなどの耐久性のある合成繊維は、防水性と耐久性を兼ね備えており、良い選択肢だと言えます。
体にフィットするデザインを選ぶ
長時間の登山やハイキングでは、体にフィットし、動きを妨げないデザインのバッグが重要です。
カメラバッグが体にしっかりとフィットすれば、安定した移動が可能となり、不意の落下や衝撃からカメラを保護することができます。
一眼レフカメラ用のバッグは、動きやすさを考慮した設計がされていて、なおかつ身体に密着してカメラを安定させ、必要な時にすぐにアクセスできるようになっています。
これらのポイントを考慮に入れて適切なカメラバッグを選ぶことで、カメラの保護はもちろん、山岳環境での写真撮影の楽しみと安心感を最大限に引き出すことが可能となります。
登山用カメラバッグの種類
登山で使用するカメラとしては以下の3種類が挙げられます。
・一眼レフカメラ(ミラーレス一眼も含める)
・コンパクトデジタルカメラ(以下、コンデジ)
・スマートフォン(以下、スマホ)
これらを収納するカメラバッグに、どのようなものがあるのかを解説していきます。
カメラが直接収納できるリュック
リュックそのものの構造が、カメラを収納することを前提に作られているリュック。
リュック1つで登山に出かかることができ、カメラを持っていても荷物がかさばりません。
ただし、装備や食料などを入れるスペースが少なくなるので、その点は気を付ける必要があります。
・一眼レフカメラ
バッグインバッグのカメラケース
バッグインバッグのカメラケースはクッション材が入っていたり、防水性に優れていたりするので、しっかりとカメラを保護してくれます。
ただし、使用する際はリュックを開けて、さらにカメラケースから出すという流れになるので、使用するまでに少し時間がかかります。
・一眼レフカメラ
小型のショルダーバッグ
小型のショルダーバッグもカメラを持ち運ぶためのひとつの選択肢となります。
登山においてはリュックと併用して使うことになるので、大きすぎるショルダーバッグはNGですが、小型のものはサコッシュ代わりと考えれば十分考慮に入ってきます。
また、耐久性や防水性に優れたものも多いです。
・一眼レフカメラ
ショルダーハーネスに装着するカメラバッグ
ショルダーハーネスに取り付けることによって、カメラへのアクセスが良くなり、この瞬間を写真に収めたいという時に役立ちます。
360度にクッションパッドが入っているものや、防水性能に優れるタイプが存在し、ストラップを付け替えることにより、ショルダーバッグとして使えるものもあります。
・一眼レフカメラ
・コンデジ
・スマホ
小型カメラ用のポーチ
リュックのショルダーハーネスや、ベルトのリングに装着可能な小型カメラ用のポーチ。
素早く取り出せて使用できるため小型カメラをお使いの方にはおすすめの選択です。
・コンデジ
・スマホ
人気のカメラバッグ
それでは各形状別で人気があるカメラバッグを紹介します。
リュック
THE NORTH FACE
テルスフォト 40
容量 | 40L |
カメラ収納部容量 | 10L |
重量 | 約2,230g |
サイズ | H67×D28×W22cm |
カメラ収納部内寸 | H14×D24×W18~21cm |
“テルスフォト”は、写真家に嬉しい機能を備えたリュックです。
カメラ機材を収納できるパーティション付きのメインコンパートメント、早いアクセスを可能にするサイドオープン機能が特徴的。
背面パネルは通気性に優れ、長時間の撮影もサポートします。さらに耐久性の高い素材で作られ、荒天や厳しい自然環境でも信頼性を発揮します。
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Lowepro
フリップサイドトレック BP 450 AW
重量 | 1,690g |
サイズ | H54×D24×W31cm |
カメラ収納部内寸 | H31×D15×W26cm |
“フリップサイドトレック”は、登山やアウトドア写真撮影に最適なリュック。
本体背面からの開閉が可能で、盗難防止にも配慮。
特にカメラやレンズ等の機材を保護するためのパーティションが特徴で、取り外し可能なカメラケースが付属。また、耐久性と快適性を追求した設計で、長時間の使用にも対応します。
70-200mmレンズ付きの一眼レフと予備レンズ2本、小物類が収納できるほどの荷室があります。
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バッグインバッグ
ハクバ
ドライソフトボックス M
重量 | 約210g |
サイズ | 約W230×H190×D140mm |
カメラ収納部内寸 | 約W225×H110×D135mm |
“ドライソフトボックス M”は、カメラやレンズを湿気から保護する防湿機能が備わっており、撮影機材の品質を維持します。
また、パーティションは調整可能で、機材の形状や大きさに応じてカスタマイズが可能。
そのため、多種多様な機材を整理整頓しながら保管することができます。
シンプルでありながら、機能性と信頼性を兼ね備えたアイテムです。
小型の一眼レフと交換レンズ1本程度なら収納可能。
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ハクバ
インナーソフトボックス 02
重量 | 約75g |
サイズ | 約W215×H135×D110mm |
カメラ収納部内寸 | 約W200×H120×D95mm |
“インナーソフトボックス 02”は、携行しやすさと保護性能を両立したカメラケースです。
内部には衝撃吸収材を使用し、カメラやレンズを衝撃から守ります。サイズや形状に合わせてパーティションを調整可能で、カスタマイズしやすいのも特徴。
小型の一眼レフと交換レンズ1本程度なら収納可能。
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小型のショルダーバッグ
Lowepro
フォトアクティブ TLZ50AW トップローディングバッグ
重量 | 320g |
サイズ | W21 x D15 x H30.5cm |
カメラ収納部内寸 | W17.5 x D12.5 x H23cm |
“フォトアクティブ TLZ50AW トップローディングバッグ”は、機能性とデザイン性を兼ね備えたカメラバッグです。
カメラ本体とレンズを一緒に収納できる上部開放型の設計で、撮影の準備が素早く行えます。
また、防水カバーが付属しており、雨天時でも安心して使用できます。
ショルダーストラップは体にフィットするよう調整可能で、長時間の移動でも負担を軽減します。
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THE NORTH FACE
エクスプローラーカメラバッグ
重量 | 約290g |
サイズ | H24.5×W15×D13.5cm |
カメラ収納部内寸 | H19×W17.5×D11.5cm |
“エクスプローラーカメラバッグ”は、防水性と耐久性を兼ね備え、厳しい環境でもカメラを安全に保護します。
内部にはメッシュの仕切りがあり、カメラと小物を個別に収納できます。
また、調整可能なショルダーストラップで持ち運びも楽々。
レンズを付けたままの大きめの一眼レフカメラも収納可能です。
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ハクバ
プラスシェル シティ04 カメラポーチ M
重量 | 約65g |
サイズ | 約W90×H140×D55mm |
カメラ収納部内寸 | 約W70×H120×D45mm |
“プラスシェル シティ04 カメラポーチ M”は、軽量でコンパクトながら、衝撃吸収に優れた素材でカメラを守ります。
開閉部はダブルファスナー仕様で、すばやくカメラを取り出すことができます。
コンデジ、小型のスマホに最適です。
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ハクバ
LUXXe(ラグゼ) フィールド マルチポーチ M
重量 | 約100g |
サイズ | 約W105×H190×D60mm |
カメラ収納部内寸 | 約W80×H140×D45mm |
スマホ収納部内寸 | 約W80×H160×D10mm |
“LUXXe フィールド マルチポーチ M”は、フィールド撮影をサポートする多機能ポーチです。
撥水加工を施した頑丈な素材を使用し、雨や湿気から機材を守ります。
さらに小物収納用のポケットも備えており、整理整頓が容易になります。
ベルトループやショルダーストラップを持つなど、使い方も多彩。
スマホとコンデジを一緒に収納可能です。
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登山用バックパックのQ&A
- 登山をするときにカメラ用のバッグは必要ですか?
-
結論:必要です。なぜならカメラは水滴と衝撃に弱く壊れやすいからです。カメラバッグを使用してしっかりと保護しましょう。
- 登山用のバッグを選ぶうえで大事なことは何ですか?
-
強度と耐久性、素材、身体にフィットするデザインかが、バッグ選びの重要な項目です。
本記事のまとめ
山の風景写真や友人との思い出を残すためにカメラで写真や映像を残すことはとても素敵なことです。
ですが過酷な山岳環境においてカメラは繊細に扱う必要があります。
そこで重要なのが、水滴や衝撃からカメラを保護する”カメラバッグ”
今後の登山にカメラバッグを取り入れることによって、お持ちのカメラの寿命を延ばし、1枚でも多くの思い出も残していただければと思います。
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