登山でバテない体を作る!自宅でできる簡単トレーニング法【初心者向け】

登山に挑戦してみたい──そう思ったとき、ふと心配になるのが「体力」のこと。
特に40代・50代から登山を始めるなら、普段の生活だけでは使わない筋肉や持久力が重要になってきます。

とはいえ、ジムに通ったり、ハードなトレーニングを続けるのはなかなか難しいですよね。

実は、登山に必要な体力は、自宅でできる簡単な運動でも十分に鍛えることができます。
特別な道具も不要で、今日から始められるものばかりです。

この記事では、登山初心者向けに、自宅でできる効果的なトレーニング法を紹介します。
バテずに山頂までたどり着き、下山も安心して楽しめる体を、一緒に作っていきましょう!

目次

なぜ登山前にトレーニングが必要なのか?

登山は、見た目以上に全身の筋肉と持久力を使うスポーツです。
平地を歩くのとは違い、傾斜のある道を長時間歩き続けるため、普段使わない筋肉にも大きな負担がかかります。
特に40代・50代になると、体力や筋力の低下を自覚しやすくなるため、事前の体づくりが非常に重要です。

ここでは、登山前にトレーニングが必要な理由を具体的に見ていきましょう。

バテる原因は「筋力不足」と「持久力不足」

登山でバテやすい人の多くは、太ももやふくらはぎの筋力不足に加え、心肺機能の低下が原因です。
登りでは特に太ももやお尻の筋肉、下りでは膝まわりの筋肉が酷使されます。

また、持久力が不足していると、体が酸素をうまく取り込めず、途中で息切れしてしまうことも。
せっかく山頂を目指しても、途中で疲れきってしまってはもったいないですよね。

筋力と持久力を事前に少しでも鍛えておくことで、登山中の疲労感を大きく減らすことができます。

怪我予防にもトレーニングは効果的

トレーニングは「疲れにくくする」だけではありません。
実は、膝や足首の怪我を防ぐうえでも非常に効果的です。

登山では、

  • 岩場で踏み外す
  • 下山中に膝に強い衝撃がかかる
  • 転倒して捻挫する
    といったリスクがつきものですが、筋肉や関節周りを強化することで、こうしたリスクを大幅に減らすことができます

また、柔軟性を高めるストレッチを取り入れることで、体の可動域が広がり、怪我の防止につながります。

登山を安全に、そして最後まで笑顔で楽しむためにも、今日から無理なく体を整えていきましょう!

自宅でできる登山向けトレーニング5選

ジムに通わなくても大丈夫。
登山に必要な筋力や持久力は、自宅で手軽に鍛えることができます。
ここでは、特に初心者におすすめのシンプルなトレーニングを5つご紹介します!

①スクワット(下半身全体を強化)

登山では太もも、お尻、ふくらはぎといった下半身の筋肉を総動員します。
中でも「スクワット」は、これらの筋肉を効率よく鍛えられる基本トレーニングです。

やり方

  1. 足を肩幅に開いて立つ
  2. 背筋を伸ばしたまま、椅子に座るように腰をゆっくり落とす
  3. 太ももが床と平行になるくらいで止め、元に戻る
  4. 10回×2セットを目安に

※膝がつま先より前に出ないように注意しましょう!

\ポイント/
膝や腰への負担を減らすため、柔らかいマットの上で行うのがおすすめです。
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②カーフレイズ(ふくらはぎ強化)

長い登り道では、ふくらはぎの持久力が重要になります。
「カーフレイズ」は、ふくらはぎを効率的に鍛えるシンプルな動作です。

やり方

  1. 足を肩幅に開いてまっすぐ立つ
  2. ゆっくりとかかとを上げ、つま先立ちになる
  3. かかとをゆっくり下ろす
  4. 15回×2セットを目安に

※壁に手を添えてバランスを取るとやりやすいです!

③プランク(体幹強化)

体幹が弱いと、登山中にバランスを崩しやすくなります。
「プランク」は、お腹・背中・腰をまとめて鍛える万能トレーニングです。

やり方

  1. うつ伏せになり、肘とつま先を床につける
  2. 頭からかかとまで一直線をキープ
  3. この姿勢を30秒キープ
  4. 慣れてきたら1分を目指す

※腰が落ちたり、逆に上がりすぎないよう注意しましょう!

\ポイント/
肘をつく部分にクッション性のあるマットを敷くと、腕の負担が減ります。
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④ウォーキング(有酸素運動)

持久力を鍛えるには、シンプルなウォーキングが効果的。
近所を30分程度、いつもよりやや速めのペースで歩きましょう。

ポイント

  • 背筋を伸ばし、腕を大きく振る
  • 歩幅を少し広めに取ると運動効果UP
  • 週3回程度が理想

登山本番の疲労感がグッと減るので、ぜひ取り入れてみてください!

⑤もも裏ストレッチ(柔軟性アップ)

下山時に膝が痛くなる原因のひとつは、もも裏(ハムストリングス)の硬さです。
簡単なストレッチで柔軟性を高めておきましょう。

やり方

  1. 仰向けに寝て、片脚をまっすぐ上げる
  2. 両手で太もも裏を軽く支える
  3. 膝を伸ばしたまま、ゆっくり呼吸しながら20秒キープ
  4. 左右交互に2セットずつ

※無理に引っ張らず、心地よい伸び感を大切に。

トレーニングを続けるコツ

トレーニングは「続けること」が何よりも大切です。
完璧を目指す必要はありません。
少しずつでも続けることで、登山中の体の軽さや疲れにくさを、しっかり実感できるようになります。

ここでは、初心者でも無理なくトレーニングを習慣化するためのコツを紹介します。

無理せず、週2〜3回から始めよう

登山トレーニングというと、毎日きっちりやらないといけないと思うかもしれませんが、そんな必要はありません。
最初は週に2〜3回、1回10〜15分程度でもOKです。

「今日はスクワットだけ」
「今日はウォーキングだけ」
というように、1つでもできたら合格という気持ちで取り組みましょう。

小さな達成感を積み重ねることが、自然と続ける力になります。

目標を決めるとモチベーションが続く

トレーニングを続けるモチベーションを保つためには、小さな目標を設定することがおすすめです。

たとえば、

  • 「来月、近場の低山に登る」
  • 「半年後に標高1000m超えの山に挑戦する」
  • 「ウォーキングを週3回続ける」

など、自分がワクワクできるゴールを作ると、トレーニングに取り組む意欲が自然と湧いてきます。

さらに、ウォーキング用の軽量トレッキングシューズを用意すると、散歩の時間もより楽しくなります。
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小さな一歩が、やがて大きな山を越える力になります。
焦らず、自分のペースで続けていきましょう!

まとめ

登山を楽しむためには、事前の体作りがとても大切です。
特に40代・50代から登山を始める場合、筋力や持久力を少しでも鍛えておくことで、バテにくくなり、怪我のリスクもぐっと減らせます。

この記事で紹介したトレーニングは、どれも自宅で簡単にできるものばかり

  • スクワットで下半身を強化
  • カーフレイズで登りに強いふくらはぎを作り
  • プランクで体幹を安定させ
  • ウォーキングで持久力を高め
  • ストレッチで柔軟性をアップ

無理のないペースで続けていけば、体の変化を必ず感じられるはずです。

また、トレーニングをより快適にするために、

  • 衝撃を吸収してくれるトレーニングマット
  • 快適に歩ける軽量トレッキングシューズ
    などのサポートアイテムも活用して、楽しく習慣化していきましょう。

今日からできる一歩が、未来の山頂へとつながっています。
あなたの登山デビューが、楽しく、思い出に残るものになりますように!

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この記事を書いた人

関西の山を中心に登山をしております。

今まで登った山は
富士山、奥穂高岳、槍ヶ岳、石鎚山、剣山
大台ヶ原山、伊吹山、八経ヶ岳、etc…

主に関西の山の情報や本などから得た知見を当サイトと
YouTubeにて発信しています。

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