大阪府の南端、和歌山との境目の山々を「紀泉アルプス」と言います。
紀泉アルプスには大福山や、籤法ヶ岳、俎石山などが含まれ
いずれも400mほどの低山ながら、大阪湾が一望出来たり
紀の川を眺めることができる大変眺望の良い登山ルートとなっています。
今回は山中渓駅から箱作駅までを縦走してきましたので
アクセスとルートの解説を致します。
アクセス
【電車】
大阪駅ー山中渓駅(紀州路快速 和歌山行)
大阪駅から[関空/紀州時快速和歌山行]に乗れば1本で山中渓駅まで行くことができます。
ただし、日根野駅で車両切り離しを行うので、後ろ4両つまり5~8号車に乗る必要があります。
前4両は関西国際空港行です。
ルート解説
簡易的ではありますがマップを作りました。
大福山から札立山方面に行って、みさき公園駅へ抜けるルートも
ありますが、『山と高原地図』にて今回私が歩いたコースが掲載されていたので
それに従い歩いてみました。
山中渓駅から第一パノラマ
大阪駅から1時間20分ほどで山中渓駅に到着し、ここを起点に歩いていきます。
この辺りは駅の雰囲気を見てわかる通り
コンビニ等はありませんので、食料と水分は事前に準備しましょう。
駅にお手洗いはありますが男女で分かれていません。
(もちろん個室はありますが、、)
あまりキレイとは言えないので、女性は抵抗あるかもしれませんね。
駅から南へ向かい登山口を目指します。
住宅の手前を右折する。
線路を越え、山の方向へ進みます。
看板があるのでそれに従い左折。
住宅地を抜け、ここから舗装路を外れます。
まずは第一パノラマを目指します。
登りが始まりました。
この辺りは阪和自動車道のすぐ近くなので
車のエンジン音がウァンウァンします。なのでまだ山感は感じません(笑)
雲山峰は左ですが、右へ30mで第一パノラマなので立ち寄ります。
眺めが良い!
淡路島、六甲、遠くには明石海峡大橋も眺めることができます。
山中渓駅からここまで40分ほどで来れますので
軽くハイキングしたいときに来るのも良いかもしれませんね(^^)
イスに座りながら景色を見ることができますので
ここでゆっくりご飯を食べるのもアリ♪
雲山峰方面へ
第一パノラマで一服したら雲山峰を目指します。
木々の間を進んでいきます。
開けた場所へ到着。
ここで休憩しているとトレランの人とすれ違いました。
紀泉アルプスはトレランのトレーニングをしている人も多いみたいですね。
少し休憩をはさみます
鉄塔の横を抜けて、しばらくすると、、、
第一パノラマで見た景色よりも、より近くに大阪湾が見えます。
右へ行けば鳥取池緑地へ行くことができます。
鳥取池緑地ではキャンプやBBQができ
春には桜が咲いて多くの人で賑わうようです。
今回は立ち寄らないので直進です。
雲山峰へやって来ました。
木々があって抜群の眺めではありませんが、ベンチがあるのでここで昼食タイム。
雲山峰の標高490mは紀泉アルプスで一番の高さです。
井関峠まで下る
私が歩いた日が3月上旬。
春が近づいてきたということで、緑も増えてきましたね♪
六角堂へ行くわけではありませんが、途中までは同じ道なので
看板通り六角堂方面へ。
地蔵山分岐点へやって来たので、井関峠方面へ。
地蔵山分岐点からは和歌山市内、紀の川がくっきり見えます。
井関峠へ向かう途中、分かれ道が現れますがどちらに進んでもOK。
井関峠が見えました。
良さげなマップがあるので要チェック。
このマップを見ると、紀泉アルプスにはたくさんの登山ルートがあるようですね。
一般的には紀泉アルプス縦走というと
山中渓駅からみさき公園駅までをイメージする人が多いようなので
次回はそちらに挑戦したいですね(^^)
ベンチの横を抜け籤法ヶ岳、大福山を目指します。
籤法ヶ岳から大福山
また少し登りながら歩みを進めます。
巻道を行っても先で合流しますがせっかくなので籤法ヶ岳(東峰)に行きましょう!
一見なにもなさそうな籤法ヶ岳山頂ですが
南を見れば和歌山の町、北を見れば大阪の町。
とても眺めが良かったですよ。
標高は決して高くありませんが綺麗な景色が見れるので素晴らしい場所です。
次は西峰、巻道NO!(^^)
西峰は東峰よりも開けていて休憩するにはもってこい。
和歌山側は見えませんが、大阪湾を大きく見ることができます。
ちなみに籤法ヶ岳(せんぽうがたけ)は以前「くじほうがたけ」という読みで
それが平成19年に「せんぽうがたけ」となったそうです
籤法ヶ岳を越えると、すぐに大福山です。
大福山には広場があるので、ここでシートを広げて休憩なんてのもいいですね。
俎石山からゴール地点の箱作駅
大福山を後にし、今回のルートで最後のピークである俎石山(まないたいしやま)へ向かいます。
大福山からはおよそ15分ほどです。
俎石山へ到着。ここには残念ながら眺望はありませんが、
地図を作成するときの測量基準となる一等三角点が設置されています。
三角点は地上に出ている部分が約4分の1の高さで、残り4分の3は地下に埋まっているそうです。
加えて一等三角点の場合はさらにその下30センチに下方盤石というものが埋められてます。
ご存知でしたか?
俎石山からは下っていくのですが、北展望台経由でも行けるのでぜひ立ち寄りましょう。
大阪の町がどんどん近づいているということで、今回のルートの中で
一番近くに大阪湾を望むことができます。
それでは箱作駅を目指します。
今回初の川。かなり終盤ですけどね(^^)
橋を渡って右に進みます。
左からでも阪南スカイタウンという住宅地を通って帰れそうですが、
人気の少ない右へ進みます。
ひたすら舗装路を道なりに歩きます。
一般道へ出たら右折して、真っすぐ進めば箱作駅です。
ゴール地点の箱作駅へ到着。
山中渓駅から歩き始めて約6時間30分で箱作駅まで来ることができました。
今回「紀泉アルプス」を始めて歩きましたが
特に難所もなく大阪湾や紀の川などを眺めながら
気分よく歩くことが出きました。
紀泉アルプスは様々な場所からアクセスすることができ
私のように6時間30分もかけずに3時間ほどで歩けるコースもあります。
ですので、「今日はしっかり歩くぞ!」という人や
「気軽にハイキングしたい♪」という人、両方にオススメできる山々です。
モデルルートは『山と高原地図』に掲載されていますので
ぜひチェックしてみてください。
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