ユニクロでカバーできない装備は?
ユニクロのウェアは、登山初心者が日帰りで楽しむ軽登山やハイキングには十分対応できますが、「すべてをユニクロで揃える」のはおすすめできません。
特に重要なのが、靴(登山靴)とバックパック(リュック)。これらは命に関わる装備といっても過言ではなく、ユニクロでは対応できないジャンルです。ここでは、その理由と、代替案として注目されている「ワークマン」もご紹介します。
量 登山靴は「登山専用」を選ぶべき理由
なぜユニクロの靴ではダメなのか?

ユニクロは基本的にカジュアル向けのスニーカーやシューズのみの展開です。これらは山道や岩場にはまったく対応できません。
登山では以下のような性能が靴に求められます:
- グリップ力(滑りにくさ)
- 足首のサポート性
- 耐久性・防水性
- 足裏のプロテクション性
特に濡れた岩やぬかるみのある登山道では、靴の性能次第で転倒や怪我、遭難リスクが高まります。
そのため、靴だけは必ず登山専用のもの(ミドルカット以上が望ましい)を選ぶようにしましょう。
初心者におすすめの登山靴ブランド例
- モンベル(コスパ良し)
- キャラバン(日本人の足型に合いやすい)
- サロモン・メレル(軽量&デザイン性)
バックパックも「なんでもOK」ではない!
通学用リュックや普段使いのバッグでは危険

登山では、リュック一つで水・食料・レインウェア・救急用品などを持ち運びます。そのため、以下のような性能が必要です:
- 背面パネルの通気性(背中の蒸れ防止)
- チェストストラップ・ウエストベルト付きで荷重分散
- 20L以上の容量(最低限)
- ザックカバー付きが理想(雨対策)
ユニクロには、これら登山に特化したリュックは取り扱いがないため、アウトドアブランドの製品を選ぶのが無難です。
初心者向けおすすめザックブランド例
- モンベル(価格と性能のバランス◎)
- グレゴリー(背負い心地が最高)
- ドイター(山岳ブランドの老舗)
低予算派には「ワークマン」も選択肢
登山専用ブランドがやや高価に感じる方には、ワークマンのアウトドアラインも近年注目されています。
ワークマンの魅力

- 靴:滑りにくい作業靴タイプが3,000〜5,000円程度
- ザック:30Lクラスのバックパックも約3,000円〜
- 耐水圧・防寒機能を備えたアイテムも多い
ワークマンはプロの作業現場向けに開発されているため、タフな性能が期待できます。ただし、山専用ブランドに比べてフィット感や通気性で劣る点もあるので、使用感を確認してから選ぶのがベターです。

✅ ユニクロ+信頼できる登山装備で「安全・快適」に
まとめると、ユニクロのウェアは登山の「一部」をコスパよくカバーしてくれる存在ですが、「命を守る装備」までは担えません。
- 靴とザックは絶対にケチらない!
- 使う道具は、必ず登山目的に合っているか確認する
- 安全をお金で買うという意識を持つことが大切
ユニクロ登山ウェアの組み合わせ例【季節別早見表付き】

登山では「レイヤリング(重ね着)」が非常に重要です。気温や天候の変化に対応するため、ウェアは1枚で完結するのではなく、組み合わせて調節できることが基本。
ここでは、ユニクロのアイテムでそろえる登山ウェアの組み合わせを、季節別・シチュエーション別に早見表としてご紹介します。
春・ 秋:朝晩の冷え込みに注意!気温差対策がカギ
レイヤー | おすすめアイテム | 特徴 |
---|---|---|
インナー | エアリズムメッシュ or ドライEXインナー | 吸汗速乾・冷え防止 |
ベースレイヤー | ドライEXクルーネックTシャツ | 汗を逃がして快適 |
ミッドレイヤー | ドライEXUVカットフルジップパーカ | 紫外線対策&防風 |
アウター | ブロックテックパーカ | 風・小雨対策に |
ボトムス | ウルトラストレッチアクティブパンツ | 動きやすく通気性も◎ |
参考気温:10〜20℃前後
✅ 低山(日帰り)ならこの組み合わせで十分対応可能
⚠ 朝晩の冷え込みが強い日は、軽量ダウンの携行も検討
☀️ 夏:とにかく「汗対策」と「日差し対策」が命!

レイヤー | おすすめアイテム | 特徴 |
---|---|---|
インナー | エアリズムメッシュ or ドライEXインナー | 蒸れ防止・快適 |
ベースレイヤー | ドライEX Tシャツ(半袖) | 通気性◎で汗冷え防止 |
ミッドレイヤー | ドライEXUVカットフルジップパーカ | 日差し・虫対策にも有効 |
アウター | 基本不要(念のためブロックテックパーカをザックに) | |
ボトムス | ウルトラストレッチアクティブパンツ or ハーフパンツ+タイツ | 軽快&通気性重視 |
参考気温:20〜30℃以上
✅ 水分補給&通気性の良いウェアで熱中症を防ごう
梨 帽子やサングラス、虫除けスプレーも必須アイテム
❄️ 冬:基本的にユニクロだけでの登山は非推奨

レイヤー | ユニクロ活用ポイント | 注意点 |
---|---|---|
インナー | エアリズムではなくドライEXなど汗冷えしにくいもの | 寒暖差が激しい山では対応が難しい |
ミッドレイヤー | フリース類(厚手タイプ) | 登山専用のミッドレイヤーと併用を検討 |
アウター | ブロックテックでは不十分 | 冬山では防寒・防風の専門ウェア必須 |
ボトムス | アクティブパンツ+タイツの重ね着など | 雪山や氷点下では不適 |
⚠ ユニクロ製品は街用・軽ハイキングまで。
❄ 冬季の登山は、専門知識と装備が不可欠。無理をせず、経験者と同行しましょう。
ポイントまとめ:気温×天候×標高で考える!
状況 | 推奨レイヤー数 | 特別対策 |
---|---|---|
低山・晴天・春秋 | 3レイヤー(インナー+ミッド+アウター) | ダウンは不要、風対策は必須 |
夏・日帰り | 2〜3レイヤー(インナー+ベース、+薄手ミッド) | 日焼け・熱中症対策を最優先 |
高山・冬季 | 専用登山装備が必要 | ユニクロは補助的に活用するのみ |
まとめ:ユニクロで始める登山はアリ。でも安全第一で!

登山を始めたいけれど、最初から何万円もする本格装備をそろえるのはハードルが高い——そんな方にとって、ユニクロのウェアを活用するという選択は大いにアリです。
特に春〜秋の晴れた日、標高の低い山での日帰り登山であれば、ユニクロの機能性ウェアは**「価格・機能・入手しやすさ」**の3拍子そろった、初心者にぴったりの装備といえるでしょう。
✅ ユニクロのウェアでできること
- ベースレイヤーからアウターまで、ほぼ一式が揃う
- 吸汗速乾性・防風性・軽さなど、登山に必要な基本性能を満たしている
- 普段使いもできるのでコスパが非常に高い
❌ ただし「ユニクロだけで全部そろえる」のはNG!

登山において命を守るために欠かせないのが、登山靴とバックパック。これらはユニクロでは対応できないので、信頼できるアウトドアブランドやワークマンなどで、安全性・機能性の高いものを選ぶことが絶対条件です。
また、天候が悪化する可能性がある日や、標高の高い山、冬季登山では、ユニクロの装備だけでは不十分。山のリスクは街とはまったく違うことを常に意識しましょう。
最初の一歩は「無理をしない」こと
登山は自然と向き合うレジャーであり、少しの油断が大きな事故につながる可能性もあります。最初のうちは、以下のようなスタンスで臨むことをおすすめします:
- 晴れた日を選ぶ
- 無理のない低山を選ぶ
- 経験者と一緒に行く
- 少しずつ装備をアップグレードしていく
吝 最後に:装備を知れば、もっと登山が楽しくなる!

ユニクロのような身近なブランドを活用することで、登山のハードルはぐっと下がります。まずは安全を最優先に、コスパよくスタートしてみましょう。そして、経験を積むごとに装備を見直し、自分のスタイルに合った登山を楽しんでください。
登山は、装備と知識があなたの冒険を支えてくれます。
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