【要注意!】登山・テント泊で初心者が起こしがちな失敗

登山をしていると、一度は壮大な失敗をしたことがあるでしょう。

この記事では”登山における失敗談”を紹介していきますが、私たちがアドバイスを提供できる理由は1つ。

実際にこのような失敗を体験してきたためです。

もちろん、紹介している失敗をコンプリートしている人は少ないでしょう。

ですが、1つ、2つは心当たりがあるはずです。

この記事を読んでいる方には、ぜひともこのような失敗は起こさないようにしていただければと思います。

目次

緩い登山計画を立てる

登山口から山頂までの所要時間はどれくらいかかるのか?

休憩はどれくらいとるのか?

これらの算段が甘く、想定よりも大幅に遅れてしまい、下山する頃には日が暮れて、辺り一面が真っ暗になってしまった。

このような状況になると危険ですし、遭難リスクやケガのリスクも高まります。

もっと言うと、行き返りの交通にも気を使いましょう。

自家用車であれば、想定している登山のスタート時間までに余裕をもって到着するのか?

公共交通機関であればバスの本数などを事前にしっかりと調べる必要があります。

陽が沈んでも対応できるようにヘッドライトは必携です。

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水分が足りない

水分を持ち歩くことは、登山においてもっとも重要なことの1つです。

それと同時に、もっとも重いアイテムの1つが水分でもあります。

そのため、持ち歩く水分を減らして軽量化に振ってしまう人がいます。

道中でキレイな水を確保できるのなら構いませんが、そのような状況にないことも多々あります。

したがって、事前に水分を確保できる場所はあるのか、なければ多めに持っていく必要があります。

人の身体は水分を摂取しないと、熱中症などの健康障害を引き起こすので、水分はとても大事だと肝に銘じておきましょう。

あくまで目安ですが、必要な水分量(給水量)は以下の計算式で算出することができます。

給水量 = 脱水量 × 0.70~0.80

脱水量 = 体重(kg)× 行動時間(h)× 5(ml)

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天気を確認しない

山では天候が急変することがあり、これが視界を奪ったり、体温を急激に下げたりするリスクを増大させます。

晴れた日に登山を始めても、雨、雪、強風などが突然発生する可能性があります。

これらの悪天候は視界を奪い、道に迷うリスクを増大させます。

さらに、急激な気温の下降や雨は、体温の急激な低下を引き起こし、低体温症を引き起こす可能性があります。

寒冷地では、霜焼けや凍傷のリスクも増えます。

一方で、強い日差しの下では、熱中症になるリスクが高まることもあります。

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地図を見ない

地図を確認しないと、登山ルートを見失う可能性があります。

これは適切な道を逸脱し、見知らぬ場所や困難な地形に迷い込むリスクを増大させます。

これにより、時間を浪費し、救助活動が困難になるという事故のリスクが高まります。

さらに、地図は距離と時間の推定にも重要です。

地図を確認せずに出発すれば、目的地に到達するのに必要な時間を正確に見積もることが難しくなり、日没や天候の悪化のリスクが高まります。

万が一の事態に備え、地図上で緊急時の避難経路や最寄りの救助施設などを確認しておくことも重要です。

事前にこれらの情報を把握しておくことで、何かが起こった時に迅速かつ効果的に対応できます。

はじめて使うギアを持ち込む

新しいギアの使用方法を完全に理解していない場合、それを誤って使用するリスクがあります。

これは火を扱うギアや特別な装備に特に当てはまります。

誤った使用は、効率を低下させるだけでなく、危険を引き起こす可能性があります。

また、新しい登山靴やバックパックを初めて登山で使用する場合、それが自分の体に合うかどうか、または快適かどうかは、実際に使用してみないとわからないことが多いです。

不快な装備は疲労を早め、新しい登山靴で長距離を歩くと足に水ぶくれができる可能性があります。

これらを考慮に入れると、新しいギアはまず練習や短距離のハイキングで試すことをおすすめします。

これにより、使用方法を理解し、それが自分の体やニーズに適しているかどうかを確認できます。

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荷物を詰め込み過ぎる

余計な重さは体力の消耗を早めます。

重いバックパックを背負うと、同じ距離を進むのに必要なエネルギーが増え、疲労が早まります。

これにより、登山のパフォーマンスや楽しみが大幅に低下する可能性があります。

さらに、重いバックパックは肩や腰、膝などの身体に余計な負担をかけ、長期的な痛みや損傷の原因となることもあります。

これらのリスクを避けるために、荷物は最小限に抑えることが重要です。

必要不可欠なアイテムのみを慎重に選び、軽量な装備を選択することで、効率的で楽しい登山体験が可能となります。

食事が足りない

登山は大量の体力を必要とする活動です。

食事を十分に摂らないと、体力が減退し、進行速度が遅くなるだけでなく、高度を上げることが難しくなることもあります。

さらに、体が必要なエネルギーを得られない場合、低血糖になる可能性があります。

これはめまい、混乱、意識の低下といった症状を引き起こす可能性があります。

これらのリスクを避けるためには、適切な食事の摂取が重要です。

食事の量と栄養価を考慮し、計画的に摂取することが大切です。

また、十分なエネルギーを補給するために、手軽に食べられるスナックやエネルギーバーの持参もおすすめします。

テント内で調理する

テント内での調理は、火災や一酸化炭素中毒といった危険性をはらんでいます。

火災のリスクは、調理器具の使い方を間違えたり、炎がテントの生地に接触したりすると、テントが燃える可能性があります。

これは大変危険で、重傷を負う可能性や最悪の場合、命を失うことも考えられます。

また、テントの中は通気性が良くないため、燃焼器具を使用すると一酸化炭素が増えます。

無色無臭の一酸化炭素は人体にとって有害で、一酸化炭素中毒を引き起こすことがあります。

これは頭痛やめまい、吐き気、意識喪失を引き起こし、最悪の場合は命を奪うこともあります。

これらのリスクを防ぐためには、テントの外で風の安全な方向へ向かって調理し、テントから適度な距離をとることが大切です。

調理後は残り物やゴミを適切に処理し、匂いを最小限に抑えるべきです。

テント場の選び方を誤る

テント設営の場所選びは、キャンプの安全性と快適性にとって大切な要素です。

不適切な場所にテントを張ると、様々な危険や問題が生じます。

例えば、突然の大雨や洪水によりテントが水没する恐れがあるため、谷底や河川の近くは避けましょう。

雷雨が予想される際には、高木や岩陰も危険です。

また、岩壁や不安定な木の下では落石や倒木の危険があります。

これらは突発的に発生し、重傷を負うこともあります。

これらのリスクを避けるためには、事前にキャンプ地をリサーチして安全で快適な場所を選ぶこと、そして天候や周囲の環境を常に注意深く観察することが重要です。

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この記事を書いた人

関西の山を中心に登山をしております。

今まで登った山は
富士山、奥穂高岳、槍ヶ岳、石鎚山、剣山
大台ヶ原山、伊吹山、八経ヶ岳、etc…

主に関西の山の情報や本などから得た知見を当サイトと
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