関西には登山スポットはそこそこありますが、テント泊ができる場所はあまりない印象があります。
私もそう思っており、たくさん探していくつかの山に目星を付けチャレンジしてきました。
そこで今回の記事では、その経験を元に「関西で登山テント泊ができる場所」をまとめました。
ぜひ参考にしていただいて、チャレンジしていただければと思います。
テント泊ができる登山スポット一覧
それぞれの山の概要
以下にそれぞれの山の概要とおすすめポイント、注意すべきポイントを記載しました。
また、こちらの記事は2023年7月時点の情報を記載しています。
自然災害や管理している団体の方針が変更した場合は、この通りではないのでご了承ください。
山での宿泊は危険を伴いますので、実際に行かれる際はリアルタイムの情報を入れるようにしていただければと思います。
葛城高原キャンプ場
トイレ | 〇 |
水場 | 〇 |
料金 | 入場料:大人300円、小人150円 テント1張:500円 |
葛城高原キャンプ場は、奈良県に位置する豊かな自然に囲まれた場所で、登山やアウトドア愛好家に最適なスポットです。
葛城山からは美しいパノラマビューが一望でき、初心者から中級者まで楽しめる様々な登山コースが存在します。
このキャンプ場はロッジで温泉に入ることができ、食事を提供する食堂もあります。
非常に快適なテント泊ができるので、デビュー戦にはもってこいの場所。
ウッドデッキが4張、他にもテントを張れる場所があります。
おすすめポイント
近くにロープウェイがあるため、テント泊デビューや体力に自信のない方におすすめ。
ロッジがあるので、温泉あり、食事ありの快適なテント泊が送れます。
八雲ヶ原
トイレ | × |
水場 | × |
料金 | 無料 |
滋賀県にある八雲ヶ原は、その美しい自然環境と、初心者から経験者まで楽しめる登山ルートで知られています。
登山コースは比較的整備されており、初心者でも安全に歩けます。しかし、標高が高くなるにつれて急な坂も増え、経験者も満足できる挑戦的なルートとなります。
八雲ヶ原は四季折々の美しい風景を楽しむことができ、積雪期のテント泊を楽しむ方もいます。
これらを踏まえて、滋賀県八雲ヶ原への登山は登山愛好家にとって一度は訪れてみる価値のあるスポットです。
おすすめポイント
他の山々と比べるとアクセスが良く、駅から歩いて八雲ヶ原に向かうことも可能。
注意すべきポイント
水場がないため歩荷の必要あり。(冬季は雪を利用できます)
▼関連記事はこちらから▼
明神平
トイレ | × |
水場 | 〇 |
料金 | 無料 |
明神平は美しい自然に囲まれた穴場的な登山スポットで、四季折々の景色が楽しめます。
紅葉の時期には特に美しい景色が広がり、登山者たちを魅了します。
大又林道駐車場から明神平までなら、中級者以上であれば楽しめるコースです。
さらに、明神平周辺には温泉施設も点在。登山の後は温泉に浸かり、疲れを癒すのもおすすめです。
一歩足を踏み入れれば、都会の喧騒から解放され、心地よい静寂に包まれます。
おすすめポイント
開けた場所なのでテントが張りやすい。明神平からアクセスできる”桧塚奥峰”や”薊岳”は眺めが抜群。
注意すべきポイント
登山口までのアクセスが困難。明神平はガスっていることが多め。
▼関連記事はこちらから▼
稲村ヶ岳山荘(山上辻)
トイレ | 〇 |
水場(購入) | 〇 |
料金 | 800円(税込み) |
稲村ヶ岳は、奈良県吉野郡天川村にある標高1,726メートルの山で、豊かな自然と壮大な景観が魅力です。その四季折々の美しさは、登山家たちを引きつける要素の一つです。
その稲村ヶ岳へアタックする起点となるのが”稲村ヶ岳山荘”です。
土日であれば小屋泊もできますが、小屋の周りでテント泊も可能です。
おすすめポイント
山荘の横にテントを張るので飲食の持ち込みが少なく済む。トイレもある。
注意すべきポイント
山荘の営業期間は4月下旬~11月下旬です。
▼関連記事はこちらから▼
弥山
トイレ | 〇 |
水場(購入) | 〇 |
料金 | 500円(税込み) |
奈良県吉野郡天川村にある弥山(みせん)は、豊かな自然と美しい絶景が魅力の登山スポットです。
行者還トンネルからアクセスした際は、後半で一気に標高を上げ登っていくので、それなりの体力は必要となります。
ただ、弥山の山頂や、近くにある八経ヶ岳からの眺めは抜群なので中級者以上の方にはおすすめしたいスポットです。
おすすめポイント
小屋の近くなので売店で買い出し可能。歩いて30分ほどの場所に近畿地方最高峰の”八経ヶ岳”があるので、その場所からの眺めは格別。
注意すべきポイント
山荘の営業期間は4月下旬~11月下旬です。
▼関連記事はこちらから▼
小笹の宿
トイレ | × |
水場 | 〇 |
料金 | 無料 |
小笹の宿は和歌山県の熊野から奈良県の吉野を結ぶ”大峯奥駆道”にある避難小屋です。
その避難小屋周辺は平らな場所が多くテントを張るのに適しています。
辺りは木々に囲まれているので眺めは良くないですが、その分風の影響を受けづらいというメリットもあります。
おすすめポイント
川が流れているので水が豊富。
注意すべきポイント
登山口から遠くアクセスが困難。
▼関連記事はこちらから▼
深仙の宿
トイレ | × |
水場 | 〇 |
料金 | 無料 |
深仙の宿は奈良県吉野郡十津川村にある釈迦ヶ岳の近くにある避難小屋です。
開けた場所にあり、ここからの眺めは抜群です。
テントを開けた瞬間に素晴らしい眺望があるのでぜひ訪れて欲しいスポットです。
また釈迦ヶ岳と古田ノ森の間にも平らになっていてテント場に適した場所もあるので、そちらでテントを張るのもありです。
おすすめポイント
テント場からの眺めがよい。
注意すべきポイント
水場はあるが、時期によってはほとんど水が出ていない場合あり。
石榑峠
トイレ | × |
水場 | 〇 |
料金 | 無料 |
石榑峠は鈴鹿セブンマウンテンを縦走した際に立ち寄ったスポットです。
写真にある、峠から少し進んだ場所はフラットな地面でテントを張るのに適しています。
水場は峠にあるので、そちらでテントを張っている人もいました。
おすすめポイント
テント場はフラットになっているのでテントが張りやすい。.
▼関連記事はこちらから▼
行ったことはないが気になっているテント泊スポット
高島トレイル
滋賀県の湖西にある高島トレイルは縦走してみたいと考えています。
しかし、十分な情報がないため行けていない状況です。
近々、高島トレイルの公式ガイドを購入してチャレンジしてみようと思います。
イブネ
イブネは滋賀県にある”鈴鹿の奥座敷”とも呼ばれる場所で、苔の絨毯のような雰囲気で人気の場所です。
以前はイブネでのテント泊ができたようですが、2023年現在はロープが張られており、特別な許可がない限りテントを張ることは禁止されているようです。
一度行ってみたかったのですが、行かずのままで終わってしまい非常に残念です。
いつか開放されることを願っております。
登山テント泊に必要な装備
テント泊で必要なものをあわせて紹介します。
テント
まずはテントがないと始まりません。
初心者の方に向けてテントの選び方とおすすめのテントに付いて解説しておりますので、下の「✓あわせて読みたい」の記事を参考にしていただければと思います。
▼コスパ抜群のテントはこちら▼
大型ザック
テント泊では、テントや食料をパッキングして持っていかなくてはなりません。
そのため大きなザックが必要となります。
目安として50L以上。
下の記事では大型ザックの選び方とおすすめのザックを紹介していますのでチェックしてみてください。
▼大型ザックの選び方はこちら▼
調理器具
テント泊の醍醐味のひとつである”ご飯”
美味しいご飯にありつくには調理器具が必要です。
最低限必要な調理器具はバーナー、クッカー(鍋)、カトラリー(お箸やスプーン)です。これらがあれば温かいご飯を頂くことができます。
わたしの使っているバーナーはSOTOのウインドマスター。
風に強く寒さにも強い、そのうえ火力も十分なのでおすすめです。
▼関連記事はこちら▼
コメント