2022年11月初旬、関西ではテント場として有名な「明神平・桧塚奥峰」へ行ってきました。
その際のアクセス方法や通ったルートの解説を致します。
▼以前の記事はこちら▼
明神平へのアクセス
自家用車でのアクセス
大阪から阪神高速、南阪奈道を経て東吉野方面へ。
大又林道終点と呼ばれる場所まで行くわけですが、おそらくナビではピンポイントの場所が表示されません。
その場合は「魚止の滝」や「やはた温泉」を目指して進みましょう。
そこから真っすぐ進んで、車で行ける終点が駐車場となります。
公共交通機関でのアクセス
公共交通機関で明神平へアクセスする場合は、近鉄線榛原駅から東吉野村役場まで奈良交通のバス。
そして東吉野村役場からコミュニティバス「ふるさと号」に乗り大又バス停まで。
そこから大又林道終点まで歩いてアクセスします。
バスの本数は少なく、アクセス難度が非常に高いため公共交通機関でのアクセスはおすすめしません。
自家用車でのアクセスが無難でしょう。
押さえておきたいポイント
トイレはある?
今回のルート上にトイレはありません。
それどころか登山口にもないため、駐車場の少し手前にあるトイレを利用しましょう。
携帯トイレを持っていると安心です。
スマホの電波は?
わたしはSoftbank系列のLINEMOを使用しています。
テント場の明神平ではときどき4Gの電波が1本立ったり、3G回線になったりしていましたが、ネットが利用できるほど安定した電波は届きませんでした。
その他の場所でも同じような回線状況でしたので電波は届かないと覚悟しておいた方が良いでしょう。
友人は楽天モバイルを利用していますが、同様にほとんど使えるような場所はありませんでした。
水場はある?
テント泊では水場のある無しがとても大事です。
わたしが確認した明神平の水場は2箇所。
明神平に到着する少し手前と明神平にある「かもしか山荘」の奥に5分ほど行った場所。
11月初旬でどちらの水も潤沢に出ていましたので、飲み水に困ることはなさそう。
実際に直接飲んでみましたが、柔らかい水で問題なく飲めました。
心配な方はろ過装置の準備があると良いでしょう。
1泊2日のタイムスケジュール
▼1日目▼
▼2日目▼
ルート解説
1日目は大又林道終点から明神平、桧塚奥峰、桧塚と歩き、明神平まで戻ってテント泊。
2日目は明神平から薊岳へ行き、明神平のテントを回収して大又林道終点へと下るルートを歩きます。
大又林道終点から明神谷
今回は1泊2日の登山となります。
早い時間に行き過ぎても時間を持て余すので、お昼の出発。
駐車場として利用する大又林道終点には20台ほど車を停めることができそうです。
道中、狭い道が続きますので安全運転で進みましょう。
駐車場付近は紅葉が見ごろ。
川沿いの舗装された道を進むと登山口です。
川を見ると青く美しい。
黄色やオレンジの葉がアクセントになって趣があります。
橋を渡ります。
看板に従い明神平を目指します。
短いはしごですが湿っていて滑りやすい。
気を付けて登りましょう。
「僕の首の下を通ってネ!」と書いてあります。
つまりは木の下をくぐってね、という事なんでしょうが書き方が怖いです、、、
明神谷です。
明神谷から眺める明神の滝。
正面から見えませんがけっこう落差のある滝です。
明神谷から明神平
明神谷からはクネクネとした道が続き、登りが激しくなります。
ちなみに駐車場から明神平までの標高差は500mほど。
2時間ほどで登りますのでけっこう頑張らないといけません。
山頂では紅葉が終わってしまっているようですが、中腹はいい感じの色づきです。
ひらけた場所に出ました。
どこまでも山の景色が続いています。
明神平すこし手前の水場。
歩き始めて1時間40分ほどで明神平に到着。
明神平から桧塚
明神平の一角にある「あしび山荘」
一般の人は使えませんが、天王寺高校の卒業生やボーイスカウト等の教育団体であれば利用できるようです。
明神平は大きくひらけていてテント場としてはうってつけ。
この日は祝日ですが、翌日は平日のためテントは5張ほど。
連休であればもっと人が多そうです。
お気に入りのSEA TO SUMMITのテロスTR2プラステント。
落ち着いたグリーンのフライに内部は高くて広く快適。
機能性も高くオススメです。
明神平付近は分かれ道が多く、わかりづらいので簡易的なマップを作りました。
水場の位置など参考になればと思います。
テントの設営が終わったら展望スポットの桧塚奥峰を目指します。
明神平を出発して5分ほどで薊岳方面との分岐。
薊岳は右から行った方が早いですが、左からでも周り道して行くことができます。
いまは桧塚奥峰へ向かうので左です。
途中で明神岳。
明神岳付近からの景色。
光が山を照らして神秘的です。
看板に従い進みます。
山肌がはげた場所に出ました。
桧塚と桧塚奥峰の分岐。
まずは奥峰からです。
台高山脈「桧塚奥峰」。
360度とは言いませんが、大きくひらけた景色が望めます。
標高1,420m
所在地は三重県松阪市です。
到着した時間が16時ごろで、遅い時間だったので誰もおらず無音。
風もなく、とても静かな時間を過ごすことができました。
見渡せる山々も黄色く色づき美しい景色が広がります。
さきほどの分岐まで戻り、桧塚へ。
山頂からの眺望はありませんが、ここへ至る稜線の景色は見ごたえがあります。
明神平にてテント泊
テント場に戻り17時ごろ。
今まではロンTだけでちょうど良かったですが、陽が沈んできて肌寒くなりました。
明神平にあるテーブルとベンチを利用させてもらって夕食。
白ご飯、ウインナー、豚トロ、山で食べるお肉とご飯は最高過ぎました。
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地面からの冷えを防ぐためにエマージェンシーシートを敷いて寒さ対策。
11月のテント泊なのでかなり寒いと予想していましたが、防寒をしっかりして寝袋に入ると暖かく、快適に眠ることができました。
20時ごろは星がきれいに見えましたが、そこから先はガスで辺りが真っ白に、、、
明神平から薊岳
朝6時ごろに目覚めると、案の定辺りは真っ白。
今日は薊岳へ行って下山するだけなので時間はあります。
ガスが消えるまで粘る。
9時前には次第に晴れてきました。
薊岳へアタックします。
テントは後ほど回収予定。
桧塚奥峰との分岐を右に行き、まずは前山。
看板が小さいので見逃しやすいかもしれませんん。
草木を光が差し神秘的。
基本的には稜線を進み薊岳を目指します。
多少の勾配はあるものの歩きやすい道が進みます。
写真の真ん中より少し右のポコッと頭が出た山が薊岳です。
明神平から1時間ほどで薊岳山頂。
山頂は狭いですが眺望が良く気持ちが良い。
昨日に引き続き無風で落ち着きます。
標高は1,406m
奥の方は雲がかかっていましたが、晴れていれば山頂からは八経ヶ岳や釈迦ヶ岳などの近畿最高峰の山々を眺めることができます。
コーヒーブレイクをとり明神平へ戻ります。
ちなみに明神平まで戻らなくても途中で大又林道終点方面へ下れるルートがあるようです。
わたしは通ったことがないので詳しくはわかりませんが、、、
薊岳から下山
明神平まで戻ってきました。
気温も上がり、テントに付いていた霜も乾いて撤収しやすくなっています。
周りに方々もゆっくりされているようで、わたしが下山した12時前でも帰っている様子はありませんでした。
行きに通った道を戻るわけですが、どことなく木々の色づきが進んでいるような、、、
川に流れる紅葉、とっても癒されます。
景色を楽しみながら歩いているとあっという間に駐車場へ。
帰りに寄りたい周辺スポット
やはた温泉
営業時間…11:00~21:00
休業日…火曜日(祝祭日の場合は翌日)
入湯料…大人500円、子ども200円
所在地…奈良県吉野郡東吉野村大字大豆生720番地の2
TEL…0746-43-0333
大又林道終点から少し下ったところにやはた温泉があります。
やはた温泉の効能は神経痛、筋肉痛、関節痛などなど、、、
登山後にピッタリの効能です。
登山で疲れた身体を癒しましょう。
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