2023年6月中旬、兵庫県宝塚市にある「宝塚ロックガーデン、満願寺西山、長尾山、中山」へ登山しに行ってきました。
今回の登山では”中山”の478mが最高峰で、低山ハイクになります。
しかし、宝塚ロックガーデンと呼ばれる岩場が魅力で、”芦屋ロックガーデン”や”高御座山”の岩場にも負けないくらいのダイナミックな岩場歩きができます。
危ないのは嫌だけど、少しはスリルが欲しいという人におすすめの登山スポットです。
今回の記事では、宝塚ロックガーデン、満願寺西山、長尾山、中山へのアクセスやルートを実際の体験をもとに解説します。
“中山連山”ってどんな山?
今回は登りませんが、付近の愛宕山を含めて、長尾山、中山の三山で「中山連山」と言います。
市街地から近く、地元の人たちから愛される登山スポットで、最高峰の中山は親しみを込めて「中山さん、中山さん」と呼ばれているそうです。
宝塚ロックガーデン、満願寺西山、長尾山、中山へのアクセス
大阪駅から、今回のスタート地点、阪急「山本駅」までのアクセス方法は以下の通り。
自家用車でのアクセス
阪神高速11号池田線で北上し、池田ICで出て、176号線、332号線を使って山本駅へ。
30分ほどで到着するのでアクセスは非常に良いです。
公共交通機関でのアクセス
阪急「大阪梅田駅」から「山本駅」までは電車で乗り換えなしで30分で到着。
バスに乗る必要がないので、気軽にアクセス可能です。
今回通ったルート
阪急「山本駅」から満願寺西山、長尾山、中山を通り、阪急「中山観音駅」へ下るルートを歩きました。
しっかりと昼食を挟んだりはしませんでしたが、ゆっくり歩いて約4時間半ほどの行程。
宝塚ロックガーデンなど、岩場はあるものの決して難易度の高い山ではないです。
ただし、4時間半歩くうえ、アップダウンがあるコースなので体力はそれなりに必要です。
中山を通るルートでこの他にも、大峰山を経て武田尾温泉へ下るルートもあります。
そちらも人気のルートなので、登山終わりに温泉へ入って癒されたいという人は、そちらのコースも良いかと思います。
ルート解説(写真付き)
ここからは実際にわたしが通ったルートを写真付きで解説していきます。
山本駅~宝塚ロックガーデン
山本駅へ降り立ったら北側へ出ます。
そこから東側へ少し歩きます。
コインパーキングを目印に北へ。
しばらくは住宅地を歩きます。
木々に囲まれた道を進みます。
砂利道に入ったら道なり。
石の橋を渡り右折。
立派な石の門をくぐり、赤い橋を渡ります。
左折が本来の登山ルートですが、右へ5分ほどのところに最明寺滝という滝があります。
せっかくなので行ってみます。
町から近くにある滝なので小さめの滝かと思いましたが、思っていたよりも雰囲気があって神秘的。
先ほどの分岐まで戻ります。
ここからは道なりに進みます。
以前は右側のなんとも頼りない橋しかなかったようですが、今はしっかりとした橋が架かっています。
中山最高峰と書かれた看板が、、
ここからしっかりと登り始めます。
そこまで急な坂ではないですが、補助的にロープもあります。
宝塚ロックガーデン~中山山頂
宝塚ロックガーデンと呼ばれる岩場の始まりです。
イメージ的には加古川市と高砂市の境にある「高御座山」の岩場に似ています。
高い木々はなく、日光を遮るものがないのでめちゃくちゃ暑いです。
暑さ対策と日焼け止めは必須。
▼日焼け止め▼
振り返れば豊中市、伊丹市、宝塚市が見渡せます。
伊丹空港が近いので飛行機を近くに観ることができます。
ロックガーデンは右側の方が道っぽくなっていて歩きやすそうでした。
鉄塔の下に出ると宝塚ロックガーデンはお終いです。
ここからは木々に囲まれた展望の少ない道を歩きます。
宝塚けやきヒルカントリークラブが木々の間から見えます。
反対側を見ると山手台という住宅地。
奇跡的に鳥が飛び立つ瞬間をとらえました。
一度、峠まで下り再度登ります。
ご丁寧に阪急オアシスへの案内看板もあり。
長尾山の山頂から見た景色。
さきほどの、宝塚けやきヒルカントリークラブを上から見渡すことができます。
長尾山山頂は少しひらけているので休憩できそう。
ですが高い木々がないので、日光直撃です。
柵に囲まれた、なだらかな道を進みます。
しばらくすると中山最高峰と書かれた小さな看板があるので、看板に従い上へ。
中山山頂~奥ノ院
中山山頂。
休憩できるスペースはありますが、木々が視界を遮っているので展望はあまり良くないです。
奥ノ院方面へ少し進んだところに展望の良いスポットがあるので、そちらで食事にすると良いかと思います。
中山の山頂。
標高は478mで中山連山の最高峰です。
山頂からの展望はイマイチだと書きましたが、一箇所だけ展望があります。
ですが、ここよりも後ほど紹介する場所の方が、ひらけた景色が見れます。
山頂から少し戻って、奥ノ院方面へ。
途中、分岐がありますがまっすぐ進みます。
展望スポットに行きます。
少しわかりづらいですが、右に折れる道があるので進みます。
木が赤く塗られていたので、そちらが目印になるかと思います。
よく見れば、ちゃんと道になっています。
1分ほどで展望スポット。
座れるスペースは十分あります。
空がすごく広く見えますね。
この日は快晴で最高の景色です。
写真の左側に採石場?みたいなものもあります。
あまりこの場所に来る人は多くないようで、ゆっくりと昼食タイムを過ごすことができました。
もとのルートに戻って奥ノ院へ向かって進みます。
この辺りは複数の登山ルートがあるようです。
歩き疲れたら、この辺りで東尾根コースを通って、最短で下山するのも良いでしょう。
私はせっかくなのでいろいろと散策したいと思います。
奥ノ院に行くのならストレートに右から行く方がわかりやすいかと思いますが、どちらからも奥ノ院に行けそうなので、あえて左に進んでみました。
すぐに休憩所(中央展望所)が右手に見えます。
確認しづらいですが、休憩所の横に奥ノ院へ続く道があるのでそちらを進みます。
道なりに進み、小さな木の橋を渡ります。
しばらく進むと舗装された道へ。
右に曲がると奥ノ院です。
奥ノ院~中山観音駅
中山寺奥ノ院へやってきました。
町からはけっこう離れていますが、普段着を着た参拝客の方がたくさんおられました。
きれいなアジサイが咲いていました。
調べてわかったのですが、アジサイは桜などと違って、花が”散る”ことはなく、剪定しない限りずっと枝に付いたままらしいです。
もちろん、元気をなくして下を向くらしいですが、、
下山再開します。
分岐を左へ。
すぐに、トイレがあります。
道なりに進むと”夫婦岩”があります。
大きい岩が並んでいます。
ここはそれなりって感じでしょうか。
少し進むと展望台があるので、休憩するならそちらがおすすめ。
夫婦岩展望台です。
日よけの屋根があり、ベンチもキレイなので景色を眺めながらゆっくりできます。
温度計を見ると、30度を指しています。
まだ6月中旬なのですが、、、
真夏が恐ろしいですね。
伊丹空港や、奥には大阪市内の高層ビルが見えます。
展望スポットはこの場所で終了となります。
あとは中山寺を通って中山観音駅へ。
北中山公園へ出ます。そこをまっすぐ進んでお墓を越えると中山寺です。
トイレあり。
観音茶屋。うどんなどの食事を頂けます。
中山寺、初めて来ましたが敷地がとても大きい場所なんですね。
「子授け祈願」と「安産祈願」で有名だそうです。
歴史ある場所ですが、屋外エスカレータがあり、歴史とテクノロジーが融合している感じがありました。
中山寺の入り口から1分ほどで中山観音駅に到着。
山本駅から歩き始めて4時間半ほどの道のりでした。
体力は少し必要としますが、所どころ眺めの良い場所があり、宝塚ロックガーデンではアクティビティ感を味わえます。
バラエティに富んだ登山スポットなのでぜひ、今回ご紹介したコースを歩いてみて頂ければと思います。
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今回使用したアイテム
▼ARC’TERYX Mantis26▼
▼Canon EOS R6▼
▼RF 24-105mm▼
▼PROGRADEメモリーカード 256GB▼
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