関西でテント場としても有名な「明神平・桧塚奥峰」へ行ってまいりました。
登山初心者からのステップアップに丁度良いレベルの難易度かと思いますので、関西の登山好きならぜひ一度は訪れてみてはいかがでしょうか。
今回の記事では、実際に私が登った経験を踏まえ登山口へのアクセス方法やルート案内を写真付きで行います。
▼2022年11月再訪▼
▼YouTubeやってます▼
アクセス
車でのアクセス
大阪からのアクセスをご紹介します。
奈良県、東吉野にある「大又林道終点駐車場」を目的地に設定し大阪から約2時間。
駐車場の手前5kmほどは、道幅が狭く落石もあります。
運転される方は十分気を付けて走行してください。
公共交通機関でのアクセス
公共交通機関では「大又林道終点駐車場」へのアクセスはないようです。
ただし、4㎞ほど離れた大又バス停まではコミュニティバス[ふるさと号]が運行しているので、そこからのアクセスは可能です。
ふるさと号は平日のみの運行ですのでご注意ください。
登山ルート
今回の歩いたルートは
「大又林道終点駐車場~桧塚」往復コース
明神平・桧塚奥峰へは、今回紹介するルートのほかに
・大又から薊岳(あざみだけ)を通っていくルート
・三重県側の奥山谷登山口から登るルート
があります。他にも縦走ルートなどありますが、メジャーなのは今回紹介するルートだと思います。
山深く入っていきますので登山地図は必ず携帯しましょう。
▼山と高原地図▼
大又林道終点駐車場~明神平
こちらの「大又林道終点駐車場」を起点に登山開始です。
トイレはないので、駐車場の少し手前の公衆トイレを利用しましょう。(道中もトイレなし)
車は20台ほど停められるでしょうか。
私は日曜日の7時過ぎに到着しましたが、その時点で車が15台近く停まっていました。
かなり早く来ないと車を停めることができないかもしれません(^^;)
駐車場を出発します。
少し進むと登山届のポストがありますので、ここから登山開始といったところでしょうか。
まずは緩やかな砂利道を進みます。
今回は梅雨の時期に登山しました。雨は嫌ですが緑が美しい季節。
画像の奥から手前へ橋を渡ります。
倒木をくぐり先へ進みます。
標識に従って明神平を目指します。
歩き始めて1時間ほどはずっと川を何度も渡ったり、川の横を歩いたりします。
この日は増水していたこともあってか水量が多く流れも速く、危ない箇所がいくつかありました。
川を渡る際はロープに頼り過ぎず、しっかり一歩一歩見極めて歩くようにしましょう。
明神滝。
幅の狭めな滝ですが、長さがあるので存在感がありました。
一定の間隔でベンチが設置されているのがありがたい。
もともとガスってはいましたが、一層濃くなってきました。
明神平~桧塚奥峰
明神平のあしび山荘へ到着。
思い描いていた光景とは違って周りは何も見えません、、、
この山荘は天王寺高校の山岳会や天王寺高校の卒業生、ボーイスカウトなどの教育団体であれば使用できるそうです。
昨日も天気は良くありませんでしたが、数名の方はテント泊していたようです。
晴れていたらとても気持ちイイでしょうね。
かなり年季の入った建物ですが、こちらは天理大学が所有する山小屋。
こちらの山荘も先ほどのあしび山荘も一般の方は使用できないのでご注意を。
桧塚奥峰では晴れてくれることを願い歩みを進めます。
この辺りは道がわかりづらいかもしれないので、しっかり地図を確認しましょう。
三ツ塚は明神岳方面と薊岳方面への分岐です。
上の写真の左側へ進みます。こちらは少しショートカットできるコース。
この道を通ると明神岳を通ることなく桧塚奥峰へ行くことができます。
今回登山した明神平エリアは倒木がかなり多い印象です。
台風の通り道になる事が多いのでしょうか?
道が広く平坦で歩きやすいのですが、逆に広すぎて目印がわかりずらい。
そのためか、こまめに”登山道”と書かれた目印が点在しているので、しっかり次の目印を確認しながら進みます。
少し開けた場所へ出ました、判官平(ほうかんだいら)と読むそうです。
地名の読みづらさは山あるある。
ようやく晴れ間が見え、遠くの景色まで見渡せるようになりました。
分岐の右手に見えているのが桧塚奥峰です、あと数十メートル。
桧塚奥峰~桧塚
桧塚奥峰へ到着!絶景です。
駐車場からここまで約3時間ほど。
そこまで険しい道はなかった印象でした。
ドローンを飛ばしている方がいたのでヘリポートがあります、、、
晴れてくれて本当に良かったです。
インスタグラムでいろいろな方の写真は見ていましたが、実際に来ると視界がとても開けていてめちゃくちゃいいところです。
この景色ならいつまででも見ていられますね。
アルフォートがおいしかった。
せっかくですから桧塚へ向かいます。
桧塚への道のりがなんとも気持ちの良い稜線です。
桧塚は眺望はあまり良くありませんが、少しスペースがあるのでここで昼食をとっている人もいました。
景色も満喫したので下山します。
来る途中はガスっていて景色を楽しむことができなかったですが、帰りは晴れているので良い景色が見れるはず。
明神岳
帰りは明神岳経由で帰りました。
この反対側に眺望がありますが、木々が生い茂っているのであまり良く見えません。
少し場所を変えるとこのような眺望があります。
晴れた明神平
先ほどとまったく全然違う景色です。
こんなに開けていたんですね。
あしび山荘もまったく違った雰囲気でした。
登山を終えて
駐車場へ戻って参りました。出発から約7時間。
車がかなり奥の方まで停まっていたので、私が登り始めてからぞくぞくとみなさん来られたのでしょう。
駐車場までのアクセスがけっこう大変なのにもかかわらずこの台数の車が停まっているわけですから、それだけ人気のある場所なんですね。
▼まとめ▼
明神平、桧塚奥峰は登山ルート的には決して難易度の高い山ではありませんでした。
歩く時間が7時間でそれなりに距離はありますが、急激な登り、下りは特になく、あまり体力に自信のない方でも十分楽しめる山ではないでしょうか。
▼おすすめ記事▼
▼管理人が使用しているアイテム▼
近くのおすすめスポット
登山で疲れた身体を癒しに温泉に寄ってみてはいかがでしょうか?
来る途中にも通った「やはた温泉」がオススメです。
ここにはテントサイトもあるみたいなので
ファミリーキャンプなんかも良いかもしれません。
やはた温泉
・住所
奈良県吉野郡東吉野村大字大豆生720番地の2
・電話番号
0746-43-0333
・定休日
火曜日 ただし火曜日が祝日の場合は翌日が定休日
・営業時間
11:00~21:00
(12/1~3/15は20:00まで)
・ホームページ
https://furusato-mura.jp/
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] ▼以前の記事はこちら▼ … あわせて読みたい テント泊で有名な【明神平・桧塚奥峰】へ登山(アクセス・ルート解説) […]