秘境感とスリルを味わえると噂の”鎌倉峡・百丈岩”へと登山に行ってきました。
神戸市北区にある”鎌倉峡・百丈岩”はクライミングスポットとしても有名な場所で、地元の方からも愛される山です。
ただし、いくつか注意点があるのでその点をお伝えしつつ、アクセス方法やルート解説を写真付きで解説します。
鎌倉峡・百丈岩とは?
鎌倉峡・百丈岩とは、兵庫県神戸市北区にある自然美溢れる渓谷と岩場です。
鎌倉峡は神戸市とは思えないくらいの秘境感があり、歩きごたえのある道が続きます。
ただし、難易度は高め。
川沿いを歩くため、地面が濡れています。
そのため滑りやすく、危険も伴いますので注意が必要です。
百丈岩はロッククライミングのスポットとしても有名。
断崖絶壁の岩場が印象的で、低山ながらスリルを味わえる岩場です。
鎌倉峡・百丈岩へのアクセス
今回の登山ルートはJR福知山線「道場駅」を起点にしています。
そのため、道場駅までのアクセスを以下に記しておきます。
公共交通機関でのアクセス
大阪駅からJR福知山線で40~50分で道場駅へ到着。
バスに乗る必要がないのでアクセスが良いです。
自家用車でのアクセス
大阪駅からだと阪神高速11号池田線、中国自動車道を通り、西宮北ICで出て、176号線を北上。
327号線を右折して、しばらく進むと道場駅です。
駅の南側にコインパーキングがあるので、そちらに駐車するのがベターだと思います。
登山口近くの「やまびこ売店」にも4、5台駐車できそうでしたが、数が少ないので道場駅のコインパーキングが無難でしょう。
タイムスケジュール
総行程、5時間弱の道のりです。
写真撮影しながらなので、歩くスピードは一般的なペースより少し遅いくらいかと思います。
ただし、がっつり調理をするようなお昼休憩は取っていません。
ルート紹介
今回歩いたルートは「道場駅」を起点に鎌倉峡→静ヶ池→百丈岩へと向かうルートです。
鎌倉峡方面へ向かうルートは上級者向けとなりますので、山歩きに不慣れな方は鎌倉峡は避けた方が良いでしょう。
詳しくは下記のルート解説で行います。
標高は鎌倉峡から静ヶ池に向かう途中の場所がピークで、展望スポットの百丈岩は標高290mほど。
歩く距離は9~10kmくらいになります。
写真付きでルート解説
道場駅からやまびこ売店
JR福知山線「道場駅」を起点・終点として歩き始めます。
お手洗いは駅のホームにありますが、あまり清潔感はありません。
改札を出て右手にヤマザキショップがありますが、品揃えはぼちぼち、、、
事前に食べ物・飲み物は準備しておきましょう。
ロータリーに”鎌倉峡・百丈岩”への案内看板があるので、それに従い西へ進みます。
橋を渡ります。
渡り終えて左折。
すぐに右折して道路を渡ります。
田んぼ道を歩き左折。
看板に従い進みます。
曲がり角ごとに看板を立ててくれているので、迷うことはないでしょう。
新名神高速道路の下をくぐり進みます。
右手に川が見えてきました。
道場駅周辺の川はけっこう汚れていましたが、この辺りまで来ると綺麗ですね
やまびこ売店に到着。
平日に伺いましたが売店はやっていないようでした。
自動販売機はあったので水分補給はできそうです。
やまびこ売店から鎌倉峡へ
トイレもあります。
売店から少し進むと、南尾根登山道との分岐がありますが、鎌倉峡へ行くなら真っすぐ。
分岐を左。
鎌倉茶屋跡?の横を進みます。
この辺りからは道が整備されていない箇所がありますので、注意が必要。
船坂川沿いに出ますので、ひたすら川沿いを進みます。
赤いリボンがありますので、見落とさずリボンのある方向へ向かってください。
いま歩いている、この辺り一帯を鎌倉峡と呼ぶのでしょう。
神戸市内とは思えないくらい秘境感があって厳かな雰囲気があります。
川沿いを歩くというと、緩やかな道を想像するかもしれませんが、決してそうではなく大変な道のりです。
ロープと設置されている足場を駆使して行かなければ進めませんので、体力と技術が必要になります。
途中で対岸に渡らなければなりません。
前日雨が降った影響で、少し水量が多かったと思いますがなんとか渡れました。
靴が濡れるのは覚悟した方がよいでしょう。
ほとんど足場がないような岩肌を進みます。
この道の何が大変かというと、岩に苔が生えており、それが原因でめちゃくちゃ滑ります。
私自身、気を付けてはいましたが、大滑りして服を派手に汚してしまいました。
とにかくゆっくり慎重に進まなければいけません。
大きなカーブを曲がってしばらくすると、また対岸に渡ります。
小岩の上を渡っていきたいところですが、増水時だと無理かもしれません。
登りはじめて静ヶ池・百丈岩へ
さきほどの川を渡ると、ここからは本格的な登りが始まります。
とはいえ、150mくらい標高を上げるだけなので踏ん張りましょう。
小川を越えて、崩落地のような場所の横を進みます。
少しルートから外れ左側に開けた場所があります。
人が少なそうな場所なので昼食をとるのも良さそうな場所です。
しばらく進むと分岐点。
まっすぐ進むとルートを外れるので鋭角に曲がって静ヶ池へ。
奥の方に看板があり、右側の木がえぐれている場所を右に曲がると静ヶ池。
静ヶ池はその名の通り、周りが木々に囲まれていて風の影響も少なく静かな場所です。
池を眺めながらしばしのんびりと。
ルートに戻って看板がある分岐を左に。
看板通りに真っすぐ進みます。
百丈岩付近にやってきました。
ゴツゴツした岩肌が姿を現し、一気に眺めがよくなりました。
奥の飛び出した岩の先まで行ってみます。
下を向けばもちろん断崖絶壁。
クライマー用のロープがあるので、ここまで岩を登ってくるのでしょう。
素晴らしい根性です。
写真の中央に新名神高速道路があり、その奥の街は三田市内でしょう。
よくインスタやヤマップの写真で見る場所。
角度を変えると絶壁感が増しますね。
山の雰囲気に合わないブルーシート。
水が大量においてありましたが、なんのための場所でしょうか?
下山
景色を堪能したら下山します。
帰りは北尾根コースから。
下りはすぐに終わるので楽ちん。
さらに分岐を右へ進み、近道します。
新名神高速道路のすぐ近くの舗装された階段にでます。
階段を下りきると、行きに通った道に出ます。
右折して、ここから先は来た道を戻り道場駅まで。
登山の感想・注意点
今回は神戸市北区にある”鎌倉峡・百丈岩”を歩きました。
冒頭でも書きましたが、鎌倉峡を通るルートは足元が悪く、滑ったり転んだりする可能性が高いです。
そのため、このルートは上級者向けのルートとなります。
不慣れ方は必ずベテランの同行者とともに鎌倉峡へ踏み入れましょう。
道場駅から百丈岩をピストンするコースであれば、山歩きに不慣れな方でも十分歩くことができるので、そちらをおすすめします。
とはいえ、鎌倉峡は秘境感があり、百丈岩は眺めが良いので、一度は訪れて頂ければと思います。
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