2022年6月某日、兵庫県の加古川市、高砂市にある
高御位山を主峰とする「播磨アルプス」へ登ってきました。
登山口までのアクセスや周回ルートの解説をしますので
参考にしていただければと思います。
播磨アルプスとは?
全国に点在するご当地アルプスの1つ。
兵庫県の西部は”播磨”と呼ばれる地域でした。
それにちなんで、高御位山(たかみくらやま)をはじめとする山々を「播磨アルプス」と呼称します。
難易度が易しめの登山道ということもあり地元の方にも愛される山々です。
アクセス
公共交通機関でのアクセス(大阪駅から)
【電車】JR大阪駅ーJR曽根駅(東海道・山陽本線)
【バス】JR曽根駅ー鹿島神社バス停(神姫バス)
▼バス時刻表(2022年6月時点)▼
鹿島神社へ向かうバスは平日、土日祝ともに1日4本です。
山に登るなら午前中の2本が無難でしょう。
帰りのバスは13時台、または16時台のバスに乗ることになります。
ただし、乗り遅れたとしても30分ほど歩けば
曽根駅まで行くことができるので、心配しすぎる必要はなさそうです。
自家用車でのアクセス
阪神高速3号神戸線→第二神明道路 →国道2号線
→鹿島神社駐車場か長尾駐車場
今回の登山ルートでは以下2つの駐車場が登山口に近いです。
▶鹿島神社駐車場
▶長尾駐車場
鹿島神社駐車場は無料で開放されている駐車場で
スペースも広くトイレも併設しているのでおすすめです。
※高御位山だけに登るなら「成井登山口」に駐車して登るのが最短コースとなります。
タイムスケジュール
播磨アルプス周回ルート解説
今回のルートは鹿島神社を起点・終点にし
グルっと播磨アルプスを一周する登山ルートを歩きます。
JR曽根駅から鹿島神社
電車でJR曽根駅までやって来ました。
朝一のバスに乗ろうと思いやって来たので、朝が早く
電車の乗り継ぎもイマイチで各駅停車でトロトロ来ました。
駅前にデイリーヤマザキがあるので水分と食料はコチラでゲットできます。
ロータリーからバスに乗ります。
この日の同時刻のバスには誰も乗車しておらず私一人でした。
他の登山客は車で行く人が多いのか、はたまた駅から歩いて登山口を目指しているのでしょうか?
ちなみにこの日は日曜日。
鹿島神社バス停では大きな鳥居がお出迎え。
お手洗いあり。
他の方が書いてあった情報では高御位山の山頂にトイレがあるとのことでしたが
私が行ったその日はトイレの前にブロック石が置いてあり使えそうになかったです。
赤い鳥居をくぐり鹿島神社を目指します。
境内に登山口があるので中へ入っていきます。
境内の左側に鳥居がいくつか続いている箇所があるのでここから登っていきます。
鹿島神社から高御位山
害獣対策の柵を越え、写真右手へ進みます。
少しわかりづらいですが、左側に折れて岩場を登ります。
ピンクのリボンがあったのでそれを目印にしてください。
ヤモリちゃん発見。
進んでいると分岐に出くわしますが、上の写真の小屋がある方へ登っていきます。
道っぽく見えませんが、ここからは岩稜帯を登っていきます。
このような岩稜帯が播磨アルプスの大きな魅力ですね。
展望台がありますので振り返ってみると、、、
標高は高くありませんが、のどかな町並みが見えます。
空へ向かって歩いていく感じがたまりませんね。
播磨アルプスの登山道の多くは山肌です。
景色が良いと歩く活力が湧いてきます。
目指すは写真中央の高御位山山頂。
鉄塔の横を越えます。
一旦、山と山の鞍部へ下ります。
播磨アルプスは全体的に標高が低めなので
下って再度登るのもそんなに苦ではないです。
小さな看板。
ねぎらいの言葉をありがとう。
ロープを使い岩場を登ります。
鷹ノ巣山を少し越えたあたりの分岐。
ここから下ると鹿島神社のバス停、駐車場へ最短で行くことができます。
播磨アルプスの看板の多くは劣化していて
文字を認識することができません。
ですので、看板に頼り過ぎず
あらかじめ情報を仕入れてから登山を開始しましょう。
眺めの良い景色を見ながら歩いていると
いつの間にやら高御位山に。
山頂から見える山々が記されています。
六甲山、摩耶山、氷ノ山など兵庫を代表する山がこの場所から見えるようです。
もちろん瀬戸内海が近いので淡路島、小豆島も眺めることができます。
神仏や歴史などの知識が薄いので存じ上げませんが
立派な天壇?があります。
鳥居越しの加古川の町並みが良い感じ。
播磨アルプスは高い木々がなく、日光を遮るものがないので
シートで影を作ってくれています。
感謝。
一つだけクオリティの違うイスが、、
漢字間違えていますね。
確かにパソコンでも変換すると”高御座山”がはじめに出てきます。
山頂からの景色を撮影していると
奇跡的に鳥が横切った瞬間が撮れました。
高御位神社が祀られています。
信仰の深い山らしく、女性が熱心に拝んでおられました。
あらためて高御位山について情報をまとめておきます。
大正10年にグライダーで関西初飛行を成し遂げた渡辺信二氏のたたえる碑があります。
携帯キャリア「LINEMO」を使用
4Gの電波1本を確認
町から近いということもあり電波は届きます。
高御位山から下山
今回は周回コースなので来た道は戻らず
小高御位山、中塚山方面へ向かいます。
ただ、周回する方は少ないようで
戻っていく方が多かったですね。
高御位山山頂から少し下ると眺めの良い場所が。
看板に従い北山方面へ。
ただし北山まで行ってしまうと今回のルートを外れてしまいますので
途中で道を折れ下山することになります。
ただの岩肌斜面のように見えますが
矢印を描いてくれていますので指示に従い進みます。
屋根に”断食”と書かれた建物が、、
どうやら断食道場のようです。
鉄塔の横を通り抜けます。
ここから少し草木の中を歩きます。
中塚山へ到着。
まっすぐ進めば北山ですが
右手に折れて下山します。
下山すると「北山鹿島神社」へ。
ここから新池(長尾駐車場)方面へ歩き鹿島神社へ戻ります。
もしくは公共交通機関で帰る方は南下して駅を目指すのもアリです。
私は田んぼ越しの播磨アルプスを拝むために鹿島神社方面へ。
下から見る景色もまた一興。
写真はゲンペイコギク、、、だと思います。
9時5分に鹿島神社バス停に着いて、のんびりと歩き
長尾駐車場にやって来たのが12時20分ごろ。
13時10分の帰りのバスには十分間に合いそうでしたが
せっかくだし景色を楽しみながら駅まで歩こうと思い
とぼとぼ歩いて曽根駅まで帰りました。
総括
今回は標高は低いですが眺めの良い景色を味わえる「播磨アルプス」を歩きました。
岩場を歩くことが多いコースのため
雨の日は滑りやすくなるので危ないかと思いますが
基本的には初心者から玄人まで楽しめる山だと思います。
注意点としては日差しを遮る木々がないので
熱中症対策はしっかりとすべきだと感じました。
水分はもちろん、帽子や日焼け止めも持参しましょう。
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