今回の登山では東雨乞岳、雨乞岳、御在所岳を歩いてきました。
その際のルートや所要時間、注意点などを記していますので、参考にしていただければと思います。
東雨乞岳・雨乞岳・御在所岳の紹介
今回登った主な山を紹介します。
抜群の眺望「東雨乞岳」
雨乞岳から東へ約15分ほどの場所に位置する東雨乞岳。
山頂はひらけていて360度の景色を眺めることができる。
鈴鹿セブンマウンテンの最高峰「雨乞岳」
鈴鹿セブンマウンテン最高峰の雨乞岳。
標高は1,238m。
その名の通り雨乞信仰の対象とされてきた。
山頂付近の尾根はクマザサで覆われている。
気軽に登れる観光スポット「御在所岳」
御在所岳は人気の登山スポットであり、またロープウェイで気軽に登ることができることから観光地としても人気の場所。
ロープウェイを登った先にはレストランもあり設備も充実している。
登山の起点「武平トンネル西口」までのアクセス
武平トンネルは鈴鹿スカイラインというドライブウェイ上にあることから、公共交通機関でのアクセスはできそうにありません。
そのため自家用車でのアクセスとなります。
大阪からだと阪神高速、名神高速、新名神高速を乗り継ぎ、菰野ICで下ります。
鈴鹿スカイラインを西側へ進むと武平トンネルです。
今回歩くルートと所要時間
武平トンネル西口を起点・終点とし、雨乞岳、御在所岳を一周するコースを歩きます。
9時40分に歩き始め、戻ってきたのが16時40分なので、所要時間は7時間。
欲を言えば杉峠から北上し、イブネを通って御在所岳へ向かいたかったのですが、所要時間が1時間以上増えそうだったので断念。
早朝から歩くか、陽の長い夏場であれば挑戦してみたいところです。
武平トンネル西口 | 09:40 |
沢谷峠 | 10:20 |
東雨乞岳 | 11:55 |
雨乞岳 | 12:35 |
杉峠 | 13:05 |
御池鉱山旧跡 | 13:25 |
コクイ谷出合 | 14:10 |
御在所岳 | 15:30 |
武平トンネル西口 | 16:40 |
ルート解説
実際に私が歩いたルートを写真付きでご紹介します。
登山に行ったのは2023年11月初旬の祝日。
紅葉のピークが少し過ぎたくらいで、登山者は多い日だったと思います。
武平トンネル西口から雨乞岳
駐車場に車を停めいざ出発、、、といきたいところですが、この日は紅葉がまだギリギリ見れるハイシーズンに当たるため車はいっぱい。
少し西側に下った路肩に駐車する車がたくさんありました。
看板に従い、雨乞岳方面へと進みます。
9時40分の出発。
陽に照らされながら杉林を進みます。
今回歩いたルートは狭めの道も多々あったので、歩行時注意です。
沢谷峠。
遭難多発の貼り紙がありますが、各所にピンクの目印をしてくれているので見逃さなければ迷わず進めるでしょう。
もちろん、地図やGPSの準備はお忘れ無く。
ところどころ葉っぱが黄色がかっていて季節感のある木々です。
川沿いを歩きながら進みます。
七人山と雨乞岳との分岐点。
時間に余裕があれば行きたかったですが、あまり余裕がないので断念。
雨乞岳へ向かいます。
しばらくすると尾根へ。
眺めが良く、おそらくイブネ辺りが見えます。
テント泊のスポットとして有名だったイブネですが、昨年?今年?から植生を守るためテント泊は禁止になったようですね。
背の高さほどあるクマザサの間を抜け、雨乞岳の手前、東雨乞岳へ向かいます。
東雨乞岳山頂。
山頂はひらけており、360度の展望があります。
これから行く雨乞岳と御在所岳よりも眺めは良いです。
時刻もおよそ12時なのでお昼休憩。
11月ですが、気温は夏日で直射日光がキツかった、、
陽を遮る木々がないので夏場は日差しに要注意ですね。
雨乞岳から御在所岳
雨乞岳まですぐの距離なので移動してきました。
眺めは良いですが、山頂が狭いためゆっくりできる場所ではないです。
東雨乞岳のほうが鈴鹿セブンマウンテンに相応しいのでは?と思ったりもします、、、
杉峠へ向かって下ります。
下りもクマザサの中を歩く。
杉峠で十字路になります。
向かって正面奥がイブネ方面。
右手の「根の平峠・千草」と書いている方面が御在所岳へ続く道です。
木々に囲まれた道を進みます。
御池鉱山旧跡。
明治末期の全盛期には300人ほどが働いており、銀・銅の採掘を行っていたそう。
杉峠と御池鉱山旧跡のあいだにテント泊に適した更地があり、そこでテントを張っている人もいました。
すぐ横には川が流れているので良さげなテントスポットです。
何度も川を行って来いして進んでいきます。
増水時でなければ普通に渡れるような川ばかりでした。
コクイ谷出合。
ここを南下すれば行きに通った沢谷峠方面へ向かえますが、危険な個所が多く、道迷いが発生しているようです。
根の平峠方面へ向かいましょう。
御在所岳へ向かうには上水晶谷を越え国見峠方面へ進みます。
地獄谷。
ハンバーガーよりもゴジラの方がしっくりくるかな。
国見峠へ行ってから御在所岳へ向かえますが、少し手前のガレ場を登っていきます。
芝生の上が御在所岳山頂。
ですが、この場所はロープで囲まれていたので、脇にある階段で進みます。
御在所岳から武平トンネル西口
山頂に着くと観光客やデートで訪れているカップルが多く、THE観光地なイメージ。
リフトに乗って行ける山の反対側には、鈴鹿の山々を見渡しながら食事がとれるレストランがあります。
山頂からは天気が良ければ伊吹山が見えます。少し木々が重なって見づらくはありますが、、、
写真中央に小さく写っている建物は御嶽大権現と呼ばれる神社。
御嶽大権現へは行きませんが、下りは取りあえずそちら方面へ。
長者池・御嶽大権現方面は右。
しばらくすると登山道の標識。
鎌ヶ岳方面へ向かうと駐車場にたどり着きます。
ここから下りが続きます。
正面には鈴鹿の槍ヶ岳やマッターホルンと呼ばれる鎌ヶ岳。
立派な佇まいです。
陽がだいぶと傾いてきて、美しくも儚いような感じ。
1時間もかからず武平峠まで下ってきました。
もうすぐ駐車場です。
無事に武平トンネル西口の駐車場まで戻ってきました。
登山開始から下山まで約7時間。
けっこうしっかりと歩きました。
全体的に見ると、今回のルートは川沿いやガレ場、尾根歩きが織り交ざったバラエティーに富んだルートでした。
難路も避けて歩いたので比較的歩きやすく楽しく登山できたかなという印象。
次回はイブネか鎌ヶ岳に挑戦し、雨乞岳や御在所岳を眺めてみたいと思います。
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