登山初心者におすすめ!関西の登りやすい山7選【2025年最新・アクセス&難易度付き】

「登山を始めたいけど、どの山から登ればいいんだろう?」
そんな悩みを持つ初心者の方に向けて、この記事ではアクセスが良く、安全に登れる関西の山を7つ厳選して紹介します。
難易度やおすすめルート、下山後の楽しみまで、経験10年の筆者が徹底ガイド。
まずは日帰り登山で、自然の魅力と達成感を体験してみましょう!

目次

初心者が山を選ぶ3つのポイント

登山を始めたばかりの方が最初に迷うのが、「どの山に登ればいいのか?」ということ。
実は、登山の楽しさや続けやすさは、最初に選ぶ山で大きく変わります

ここでは、初心者の方が安心して楽しめる山を選ぶための3つの基準を紹介します。

アクセスが良い山を選ぶ

最初は、自宅からアクセスしやすい山がおすすめです。
理由はシンプルで、朝早すぎる移動や複雑な乗り継ぎは、それだけで疲れてしまうからです。

  • 駅から徒歩で登山口に行ける山
  • 電車とバスで2時間以内で行ける山

関西には、こうした好アクセスの山が意外と多くあります。

登山道が整備されている山を選ぶ

初心者にとって大事なのは、安心して歩ける登山道かどうか。
はっきりとした道標や案内板がある山なら、道に迷う心配が少なく、気持ちよく登れます。

  • 地図アプリに対応している登山道
  • 分岐が少なく、一本道に近いルート

登山に慣れるまでは「安心感」がなにより大切です。

エスケープルートや下山手段がある山を選ぶ

「疲れたら途中で引き返せる」「ロープウェイで下山できる」など、いざという時の選択肢がある山は初心者の強い味方です。

  • ロープウェイやケーブルカーがある山
  • 途中にバス停や休憩所がある山

初めての登山は、「登りきること」より「楽しかった」と思えることが最優先です。


登山は、自然を感じ、心も身体もリフレッシュできる素晴らしい趣味です。
けれど最初の一歩で無理をすると、「やっぱり自分には向いていないかも」と感じてしまうことも。

だからこそ、アクセスが良く、安全で、自分のペースで登れる山を選ぶことが大切です。
気持ちよく山を歩くことで、「また行きたい」と思える体験がきっと待っています。

初心者におすすめの関西の山7選

金剛山(大阪府・奈良県)

金剛山
  • 標高:1,125m
  • 難易度:★★☆☆☆(初心者向け)
  • アクセス:近鉄「富田林駅」からバスで約40分
  • 所要時間:約3〜4時間(登り+下り)

おすすめポイント

  • 四季を通じて景色が楽しめる
  • 登山回数のカウント制度があり、モチベーション維持に◎
  • トイレや売店も整備されていて初心者に優しい

六甲山(兵庫県)

  • 標高:931m
  • 難易度:★★☆☆☆
  • アクセス:阪急「芦屋川駅」またはJR「六甲道駅」から登山口へ
  • 所要時間:約3〜5時間(ルートにより変動)

おすすめポイント

  • 芦屋ロックガーデンは人気の入門コース
  • ケーブルカーやロープウェイで下山も可能
  • 山頂から神戸の街や海が一望できる絶景スポット

3. 摩耶山(兵庫県)

  • 標高:702m
  • 難易度:★☆☆☆☆(超初心者向け)
  • アクセス:JR「灘駅」から徒歩またはロープウェイ利用
  • 所要時間:約2〜3時間

おすすめポイント

  • 日本三大夜景の1つ「掬星台(きくせいだい)」が人気
  • 摩耶ビューラインでアクセス抜群
  • 気軽に登れて、達成感も高い

4. 生駒山(大阪府・奈良県)

  • 標高:642m
  • 難易度:★☆☆☆☆
  • アクセス:近鉄「生駒駅」から徒歩で登山口へ
  • 所要時間:約2〜3時間

おすすめポイント

  • ハイキング気分で登れる優しい山
  • 生駒山上遊園地など、ファミリーにも人気
  • 無料駐車場ありで車でも行きやすい

5. 比叡山(滋賀県・京都府)

  • 標高:848m
  • 難易度:★★☆☆☆
  • アクセス:叡山電鉄「八瀬比叡山口駅」+ケーブル利用
  • 所要時間:約3〜4時間

おすすめポイント

  • 歴史ある延暦寺があり、文化×自然を楽しめる
  • ケーブルカーとロープウェイで体力に合わせた登山が可能
  • 京都側からも滋賀側からも登れるコースが豊富

6. 愛宕山(京都府)

  • 標高:924m
  • 難易度:★★★☆☆(やや体力が必要)
  • アクセス:JR「保津峡駅」または阪急「嵐山駅」からバス利用
  • 所要時間:約4〜5時間

おすすめポイント

  • 京都市街を見下ろす絶景スポット
  • 火伏せの神様・愛宕神社が山頂にあり、信仰登山としても人気
  • 石段が続く道なので膝に注意(ストックがおすすめ)

7. 交野山(大阪府)

  • 標高:341m
  • 難易度:★☆☆☆☆(短時間で登れる)
  • アクセス:京阪「私市駅」から徒歩圏内
  • 所要時間:約1.5〜2時間

おすすめポイント

  • 時間がない日や軽い運動にもぴったり
  • 岩場から見える「観音岩」はちょっとした名所
  • 低山ながら自然を感じられ、初心者に最適

登山初心者にとって大切なのは、「登る楽しさ」と「達成感」を最初の体験で味わうことです。
関西には、アクセスが良くて登りやすく、それでいて美しい景色や文化的な魅力を感じられる山がたくさんあります。

今回紹介した7つの山は、どれも初心者にやさしい条件がそろったコースばかりです。
無理なく、自分のペースで、まずは1つの山に挑戦してみてください。
きっと「また登りたい」と思えるはずです。

初心者に必要な登山装備まとめ

登山において、装備は「命を守る道具」であり、「快適さを左右するパートナー」でもあります。
とはいえ、最初からすべてを完璧に揃える必要はありません。
この章では、初心者がまず揃えておきたい最低限の登山装備をわかりやすく紹介します。

登山靴|滑らず、疲れにくいことが最優先

スニーカーでも登れる山はありますが、登山靴があると安心感がまるで違います。
特に下りで足元が不安定になりやすいため、初心者こそしっかりした靴を選びましょう。

ポイント

  • ミッドカット or ローカットの軽量モデルがおすすめ
  • 防水性のあるもの(GORE-TEXなど)だと安心

2. リュック(ザック)|容量は20〜30Lが目安

日帰り登山なら、容量20〜30Lの登山用リュックで十分。
背中のフィット感や、腰ベルトの有無で疲れやすさが変わります。

チェックポイント

  • 背面パッドがしっかりしているか
  • 雨天に備え、レインカバー付きだと便利

3. レインウェア|登山では必須の安全装備

山の天気は変わりやすいため、晴れ予報でもレインウェアは必ず持っていきましょう。
ウィンドブレーカー代わりにもなり、防寒にも使えます。

おすすめは…

  • 上下セパレートタイプ(動きやすく、通気性◎)
  • ワークマンやモンベルの軽量モデルも人気

4. 行動食・水分|体力の消耗を防ぐために必須

登山中は思った以上に体力を使います。
こまめな水分補給とエネルギー補給が、バテないためのカギです。

持っていきたいもの

  • 水:500ml〜1L(夏場は多めに)
  • 食べやすい行動食(ナッツ、チョコ、羊羹など)

5. 地図アプリ(YAMAPやヤマレコ)+モバイルバッテリー

紙の地図も良いですが、初心者にはGPS対応アプリが心強い味方です。
現在地がわかる安心感は何より大きいです。

モバイルバッテリーも必須

  • 長時間の使用でスマホのバッテリーは減りやすい
  • 軽量モデルでOK、1回分充電できれば安心

6. その他あると便利なもの

  • 帽子(夏の熱中症対策)
  • トレッキングポール(膝の負担軽減)
  • 救急セット(擦り傷・虫刺され用)

「登山=高価な装備が必要」と思われがちですが、実は工夫次第で揃えるべきアイテムは絞れます。
大切なのは、“必要なものを無理なく揃えて、安全に楽しむこと”
最初の登山が「快適で気持ちよかった」と思えれば、自然と次の一歩につながります。

登山初心者向けQ&A

体力に自信がないけど、大丈夫?

大丈夫です。登山は“競技”ではなく、自分のペースで楽しむものです。

最初は標高が低く、2〜3時間で登れる山を選べばOK。
こまめに休憩を取りながら、自分のペースで歩けば、体力が不安な方でも十分楽しめます。

一人で登っても問題ない?

可能ですが、最初は誰かと一緒がおすすめです。

慣れないうちは、登山経験のある友人や家族と登る方が安心。
一人で登る場合は、必ず事前に登山計画を誰かに共有し、登山アプリで現在地の確認ができるようにしておきましょう。討します。

どんな服装で登ればいいの?

動きやすく、重ね着できる服装が基本です。

登山では「レイヤリング(重ね着)」が大事。
速乾性のあるTシャツ+薄手の長袖+ウィンドブレーカーが基本スタイル。
寒暖差に対応できるよう、脱ぎ着しやすい服装を心がけましょう。

雨が降りそうなときは中止すべき?

焦らず、来た道を戻るのが基本です。

登山道を外れたかも…と思ったら、すぐに立ち止まって地図アプリで確認しましょう。
電波が届かない場合もあるので、オフラインでも使える登山地図アプリ(YAMAPなど)の利用をおすすめします。。


不安や疑問があるのは、登山を本気で楽しみたいと思っている証拠です。
大切なのは、ひとつずつ不安を解消しながら、自分に合ったスタイルで山を楽しむこと。
登山に「正解」はありません。あなたのペースで、自然と向き合っていけば、それがベストな登山スタイルです。

まとめ|まずは気軽な山から始めよう

登山は、特別な道具や技術がなくても始められる、シンプルで奥深いアウトドアアクティビティです。
けれど、はじめの一歩を踏み出すには少し勇気がいるのも確か。

この記事では、そんな初心者の方が不安なくスタートできるように、

  • 山の選び方
  • 関西の登りやすい山7選
  • 最低限の装備
  • よくあるQ&Aを丁寧にまとめてきました。

関西には、交通アクセスが良くて登りやすい山がたくさんあります。
まずは「ちょっと行ってみようかな」と思える山を選び、できる範囲の装備を用意して、一歩を踏み出してみてください。


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この記事を書いた人

関西の山を中心に登山をしております。

今まで登った山は
富士山、奥穂高岳、槍ヶ岳、石鎚山、剣山
大台ヶ原山、伊吹山、八経ヶ岳、etc…

主に関西の山の情報や本などから得た知見を当サイトと
YouTubeにて発信しています。

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