2022年のゴールデンウイーク某日に兵庫の大人気登山スポット「六甲山」へ行ってきましたので、交通アクセスや通ったルートを写真付きで解説します。
六甲山は山頂へ至るルートが複数あるバラエティに富んだ山ですので
今回紹介するのはその中の1つとなります。
六甲山ってどんな山?
六甲山
所在地:兵庫県神戸市、山域は芦屋市、西宮市、宝塚市
標高:931m
新日本百名山・日本三百名山に選出される近畿地方でも有名な山
六甲山は近畿に住んでいる方なら一度は訪れるであろう人気の山です。
交通の便が良く大阪や神戸からすぐにアクセスできるため年間を通して登山客はとても多い山。
山頂からは三田市や三木市の兵庫県の中部を広く眺めることができ
大阪の街も見渡すことができます。
歩行距離の短いコースや初心者でも登りやすいコースがあるため
六甲山から登山を始めるという人もいますが、一方で
年間の遭難者数は中央アルプスや八ヶ岳などの高山よりも多く出ています。
「高い山=危険、低い山=安全」という訳ではなさそうですね
六甲山へのアクセス
今回のルートは阪急芦屋川駅から歩き始めるルートですので芦屋川駅までのアクセスを紹介します。
公共交通機関でのアクセス
【阪急電車】
大阪梅田駅→芦屋川駅
各駅停車で30分、特急を組み合わせると20分で大阪から芦屋川までアクセスできます。
アクセスの良さも六甲山の魅力の一つですね。
車でのアクセス
阪神高速3号線を経由して阪急芦屋川まで。
高速道路を使うと大阪から約30分。下道だと40分ほどとなります。
芦屋川駅付近にコインパーキングはありますが休日は混雑するので
早めに行くか少し離れたところに停車することになるかもしれません。
今回の登山ルート
簡易マップですが今回歩いたルートは上の図の通りです。
阪急芦屋川を起点にロックガーデン、風吹岩、七曲りを経て六甲山頂。
そして有馬側へ下っていくというルートです。
想定される歩行時間は登りが3時間30分
下りが1時間30分の合計5時間ほどを予定していました。
実際に歩いた結果おおむね想定通りに歩くことができ、8時過ぎに登り始めて
休憩込みで14時くらいには有馬へ到着していました。
登山ルート解説
阪急芦屋川駅~ロックガーデン
阪急芦屋川駅から出発します。
ローソンがあるので食材はこちらで買うのもよし。
このコースだと登りが速い人で3時間、ゆっくりめだと4時間ほどかかるので
お昼に山頂へ着きたいのであれば8時ごろの出発が良さそうです。
駅の北側へ出るとトイレがありますのでここで用を足す。
矢印の方向へと歩き始めます。
しばらくは住宅街を歩くことになるので、団体で行く人は広がって歩いたり
大きな声で話しながら行くと近隣の方の迷惑になりますので
山道に入るまではおとなしく歩きましょう。
この辺りは住宅地なので写真は割愛しますが、高座の滝方面への看板はところどころに設置されているので道に迷うことはないと思います。
山道に入り少し進むと滝の茶屋が見えてきます。
滝の茶屋の奥には「高座の滝」があります。
大きな滝ではないですが暑い時期に来ると滝の冷気で涼しく感じ癒されます。
石階段を登り本格的に登山開始です。
六甲山はイノシシが頻繁に出没します。
私も実際に目撃したことがあるし、友人も見たと言っていました。
山道で出くわすと大変危険なので発見したら刺激せず速やかに立ち去りましょう。
途中で「一般コース」と「中級コース」に分かれる分岐点あり。
今回は一般コースを進みます。
ロックガーデンと呼ばれる岩場を歩きます。
大きな岩がゴロゴロしていてアスレチック感覚を味わえます。
岩場と反対側を見ると美しい街並みが、、
六甲山に登って晴れていることが少なかったのでうれしい。
風吹き岩から六甲山頂
風吹き岩にやってきました。
開けた場所なのでこちらで小休止されている人もけっこういました。
名物の猫ちゃん。
この辺りを根城にしているようで六甲山に来るたびに写真を撮っている気がします。(笑)
まったく逃げる気配がないし人慣れしていますね。
少し進むと分岐。
左側は横池方面、右側は六甲山頂方面です。
ぱっと見はきれいな水ですが水質は悪いようなので飲まないように。
扉というか網?を越えていきます。
ここからは芦屋カンツリー倶楽部の敷地になるのかな?
目の前をゴルフカートが横切ります。
ゴルフ場の中を通るルートは全国的にも珍しいでしょうね。
空を見上げるとキレイな青空でとても気持ちの良い登山日和です。
雨ヶ峠。
芦屋川駅を出発してからここまでで約2時間です。
小川を越えてウネウネ歩きます。
滑らないように気を付けましょう。
写真左手の人がいる方へ進みます。
七曲りを越えれば一軒茶屋までもう少し。
その名の通りいくつもの曲がり角を進んでいきます。
足場の狭い場所がありましたが迂回路もありましたので、そちらの道が良いかもしれません。
ようやく山道が終わりです。
一軒茶屋です。
自動販売機がありますし、なかで食事の提供も行っているので
荷物少なめで来てここで食事をとるのも選択肢としてアリだと思います。
道路をまたぐとトイレがあります。
たしか2020年くらいにトイレが新しくなり、めちゃくちゃキレイになりました。
ありがたやー。
芝生もあり休憩にはもってこいです。
お昼はカップラーメン。
山で食べるカップラーメンは格別ですねー。
お湯を沸かして注ぐのも雰囲気があってよいですけど
私は最近はもっぱら山専用ボトルです。
山専用ボトルであれば朝入れたお湯がお昼でも熱々のままなのでとても便利。
バーナーも持ってこなくて済みますし、荷物の軽量化にもつながります。
休憩が終わったらいよいよ山頂を目指します。
ここの登りが地味に一番きついかもしれません。
大阪湾がしっかりと見えます。
その向こうには生駒山系や金剛山系も見えますね。
山頂は写真のように広場になっており休憩も可能です。
多くの人でにぎわうので長くいると騒がしいかもしれませんが、、、
山頂でパシャリ。
六甲山へは何度も登っていますが今までで一番の天気かもしれません。
この時点で11時50分でしたので始めて3時間30分ほど。
六甲山の北側の様子です。
視界を遮る山がなく遠くの方まで見渡すことができます。
六甲山最高峰の目印の左手から先ほどのトイレの場所へ下ることができるのでそちらから下ります。
さらに写真左手から有馬へと向かって下り始めます。
有馬へと下る
石畳の上を歩いていきます。
途中で大きな案内板がありました。どうやらこの場所に六甲最古のトンネルがあったそうです。
休憩場所を越え道なりに。
唯一終盤に一般コースと近道の分岐がありましたがどちらへ進んでも有馬へ下れます。
特に難所という個所はなく登りほどの時間もかけずに歩くことができます。
有馬側から登って山頂を目指すと負担が少なく歩くことができそうです。
山道が終わり有馬の町へ入っていきます。
しばらく進むと「稲荷神社」。
さきほどの山道を下る道中の近道を選択すればこの石階段の上から下りてこれたはずです。
有馬温泉街へやってきました。
ゴールデンウイークということもあり大変多くの人で賑わっていました。
日帰り温泉に入るのもよしお土産買うもよし。
登山で疲れた身体をしっかりと有馬で癒しましょう。
帰りはバスで芦屋川駅に戻ることもできますし、有馬温泉駅から三宮に出ることもできます。
バスを利用する人が多そうなので私は電車で帰ることにしました。
こちらの電車はローカル鉄道感があって雰囲気が良いですね。
ちなみに三宮や大阪、京都からも直通のバスがあるようなので
そちらを利用して楽チンで帰るという手もあります。
六甲山周辺のおすすめスポット
有馬温泉 金の湯・銀の湯
登山で疲れた身体を癒すのに日帰り温泉はいかがでしょうか?
金の湯では有馬の名物湯「金泉」が楽しめます。筋肉痛や関節痛に効能があるようなので登山後にはピッタリです。
六甲ガーデンテラス
展望が開けており神戸の街並みや大阪湾などを眺めることができます。
六甲ガーデンテラスにはレストランや雑貨屋さんがあるのでカップルにはおすすめ。
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